兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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不毛地帯
「不毛地帯」
週末のNY株式は反発。
消費関連株セクターが堅調でS&P500とNASDAQは終値ベースの過去最高値を更新した。
上昇はナイキ、フィリップ・モリス、ホームデポなど。下落はIBM。
2018年の1株当たり営業利益への物足りなさから1日の下落率としては昨年7月以来の大きさとなった。
アメックスも赤字計上を嫌気され下落。
S&P500採用銘柄のうち105銘柄が52週高値を更新。
9銘柄が安値を更新。
NASDAQ採用銘柄では171銘柄が新高値。
30銘柄が新安値。
週足ではNYダウとNASDAQは1.04%、S&Pは0.86%上昇。
下院は政府機関の閉鎖回避に向けて2月16日までのつなぎ予算案を可決。
結局金曜深夜に上院では合意できず。予算失効で一部政府機関は閉鎖に追い込まれた。
10年国債利回りは一時、2014年9月以来の高水準となる2.646%に上昇した。
3年ぶりの高水準となった。
「米政府機関閉鎖の市場への影響は限定的。
過去の例から、長期的には経済に大きな影響はないことを学んでいる」という指摘もある。
ドルは主要通貨バスケットに対し5週連続で値下がり。
下落期間は2015年5月以来の長さとなった。
ドル円は110円60銭台。
週間ベースではNYダウは1.0%高、3週続伸(累計5.5%上昇)。
NASDAQは1.0%、3週続伸(同6.3%上昇)。
S&P500は0.9%、3週続伸(同5.1%上昇)。

伸び悩みながらも3日ぶりの反発。
東証1部の値上がり銘柄は1292、値下がり銘柄数は574。
とはいえ「基本は年明け3日間で日経平均が1000円超急伸した相場のスピード調整が続いている」との解釈だ。
騰落レシオは105%まで低下し新高値銘柄も88(前日192)まで減少してきた。
日経平均は週間では約154円の上昇だったが週足は陰線。
週間ベースでは、日経平均株価は0.7%高、4週ぶり反発。
TOPIXは1.2%高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は0.5%安、9週ぶり反落。
日経ジャスダック平均は0.7%高、9週続伸(累計13.6%上昇)。
東証2部指数は1.4%高、4週続伸(同5.9%上昇)。
米国のつなぎ予算や一部政府閉鎖などの材料に振り回される可能性はある。
しかし今週は相場の基本となる企業業績が主役となってこようか。
23日に安川電機、東京製鉄、24日に日本電産、26日にファナック、信越化学などが予定している。
22〜23日の日銀金融政策決定会合は波乱なしの可能性。
25日のECB理事会とドラギ総裁会見。
週末の米国GDPの発表などが外部材料だ。
1月SQ値23723円の対しては【●●〇〇〇〇】で4勝2敗。
その後の株高のサインではある。
逆に空売り比率が40.3%(前日39.0%)まで上昇したのは気にかかる点だ。
東京運命学院の気学運勢暦では「気味の急変を見せる日。後場の足取りに注意せよ」。
火曜は「戻り売り方針」、水曜は「押し込んでも戻す日」、木曜は「押し目買い方針」。
そして週末が「大いに高いと休み明け安い」。
週末高期待となろうか。
今年負けなしの月曜日。
天気は雪予報だが、株価は?というところ。
18日の1527円まで戻してきた日経平均採用銘柄のEPS。
昨年11月17日の1534円をいつ上抜けるかが課題となってきた。

総務省はインターネットにつながる「モノのインターネット機器」を狙ったサイバー攻撃への対策強化。
通常国会に電気通信事業法と情報通信研究機構(NICT)法の改正案提出する方向。
経団連は会員企業に対しサイバーセキュリティが経営上の最重要課題。
「サイバーセキュリティ経営宣言」実施を呼びかけるという。
その国会は今日からスタート。
安倍首相は「働き方改革国会」と位置づけている。
一方、野党は相変わらず森友、加計学園問題について引き続き追及。
スーパーコンピューターの開発手掛けるベンチャー企業による国の助成金不正受給事件も加わる。
いわく「もり、かけ、スパ」問題。
なんか焦点が違うような気がしないでもなし。
山崎豊子さんの名作「不毛地帯」とは別の意味での「不毛地帯」の印象だ。

NYダウは53ドル高の26071ドル。
NASDAQは40イント高の7336ポイント。
S&P500は12ポイント高の2810ポイント。
NASDAQとS&500は終値で過去最高値を更新。  
ダウ輸送株指数は42ポイント高の11305ポイント。
3市場の売買高は68.2億株。
CME円建ては大証比35円高の23800円。
ドル建ては大証比60ポイント高の23835ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比35円高の23835円。
ドル円は110.77円。
10年国債利回りは2.637%。

◇━━━ カタリスト ━━━◇

スターティア(3393)・・・動兆。

スターティアに注目する。
同社は中小・中堅企業に複写機やサーバーを提供。
電子書籍作成ソフト事業に期待感。
拡張現実(AR)関連でもある。
今3月期業績見通しの増額は好感。
株価は実質12年ぶりの水準を回復。
大発会ストップ高銘柄。



(兜町カタリスト櫻井)
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