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ECB理事会でユーロは売られ、良好な米指標にドルは買われる
【為替】ECB理事会でユーロは売られ、良好な米指標にドルは買われる
[概況]

米国債利回りの低下に欧州市場序盤に当日安値109.910円まで下げたドルは其の後も欧州株価の下げに上値が重かったが、NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、5月輸入物価指数と5月小売売上高は共に予想を上回る良好な結果となった為にドルも買われて一段高となった。
 
またECB理事会では予想通り12月末で資産購入が終了すると発表された事からユーロは当日高値130.400円まで上昇したが、同時に政策金利は少なくとも2019年夏まで据え置きとされた事から、ECBの利上げに消極的な姿勢に一転してユーロは急落した。
 
そして129円を割れたあとも下げ続ける一方、対ユーロで買われたドルは対円でも上昇してNY市場中盤に110円半ばを超え、終盤に当日高値110.700円まで上昇して、最後も前日比+27銭高の110.640円と110円台後半に乗せて引けた。
 
またユーロは前日比-2.055円の128.065円と大幅安で引けるなど、ドル以外の主要通貨は値下がりした。良好な経済指標に裏付けられた米景気拡大に対する市場の期待は強く、貿易摩擦への警戒感もあるが、ドルは先行き上昇と見ている。


[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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