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2万1500円を巡る攻防か

2万1500円を巡る攻防か
 
日経平均は3日続落で、この間の下げ幅は1000円を超えた。その前の7日続伸で上昇した分は帳消しとなった。
また、次世代無線通信規格のG5でファーウェイと実証実験を推進するなど提携関係にあるソフトバンクグループ <9984> は、午後になって一部の地域で携帯電話サービスが利用しづらい状況が発生したことも加わって大きく値を下げた。
5日の米国市場はジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受け、「国民追悼の日」として休場となっており、海外勢のフローは限られるなかで小康状態が見込まれていただけに予想外の大幅下落となった。個人のセンチメントも急速に冷める格好となった。
「市場参加者の投資意欲は大きく減退しているようだ」との見方が出ていた。
 
ただ、10月につけた安値を割り込んでいない銘柄は結構多い。指数も終値では2万1500円台を確保し、11/21の安値2万1243円は割り込まなかった。
 
明日(7日)の東京株式市場は、心理的な下値抵抗ラインとされる2万1500円を巡る攻防で正念場を迎えることになる。もし、この水準を大きく下回った場合には、全体相場の調整が長引く懸念も出てくる。
同水準を割り込むともう一段厳しい局面もあるだろうから、下へのケアもしておきたいところだが、チャートが大きく崩れていない銘柄が早めに持ち直すようなら、打診買いにも妙味があると考える。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
22269.14  ボリンジャー:+1σ(25日)
22266.05  均衡表雲下限(日足)
22107.57  6日移動平均線
22003.26  均衡表転換線(日足)
21974.28  25日移動平均線
21971.09  均衡表基準線(日足)
21835.94  ボリンジャー:-1σ(26週)
21684.43  均衡表雲下限(週足)
21679.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
21623.25  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
21501.62  ★日経平均株価6日終値
 
21384.58  ボリンジャー:-2σ(25日)
21184.60   新値三本足陰転値
21160.72  ボリンジャー:-2σ(26週)
21089.72  ボリンジャー:-3σ(25日)
20711.64  ボリンジャー:-2σ(13週)
20485.50  ボリンジャー:-3σ(26週)
19800.03  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
5日線が急角度で降下したほか、25日線も下向きに転じており、目先の弱地合い継続を示唆。一目均衡表では、日々線が雲下にとどまった。転換線が下向きに、遅行線も株価を下抜け下方乖離に転じるなど、弱気シグナルを発生している。
ボリンジャーバンドでは、日々線が-2σを一時割り込み売り手優位を示唆。3日をピークとする下降トレンドが継続した。
 
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