続伸スタート、ワクチン実用化期待
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、ワクチン実用化期待
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2日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比97円45銭高の2万6884円99銭。新型コロナウイルスのワクチン実用化に対する期待が引き続き高く、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めている。
前日に日経平均が350円強の大幅高をみせた東京株式市場だが、きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し上値指向が強くなっている。
米国株市場では新型コロナウイルスワクチンの実用化が目前に迫っているとの観測が、経済活動の早期正常化期待につながり、景気敏感株を中心に幅広く買いを誘導した。また、ナスダック総合指数の上げ幅が大きく史上最高値を更新したことで、東京株式市場もこの地合いを引き継ぐ形となっている。
ただ、日経平均は米国に先立って大幅上昇していたことで、きょうはその分だけ上値が重くなる可能性があるだろう。
個別では、東エレク、信越化、トヨタが高く、ファナック、京セラ、日立が上昇している。半面、ファーストリテが安く、ソニー、アドバンテスはさえない。