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尾張名古屋
「尾張名古屋」
NY株式市場は反落。
昨日の大幅高の反動と考えるのが妥当だろう。
「連邦政府機関が閉鎖される可能性への警戒感も株価を圧迫した」という指摘もある。
足を引っ張ったのはこのところ好調だったボーイング。
軟調だったGEも相変わらず下落。
四半期決算が市場予想を下回ったアルコアが売られ、引け後はIBMやアメックスが下落している。
10年国債利回り一時2.626%まで上昇。
背景は中国の2017年のGDPが前年比6.9%増で着地。
政府目標の6.5%前後を上回ったこと。
2016年の6.7%から拡大したが成長率が前年を上回るのは7年ぶり。
10年国債利回りは昨年3月以来の水準となった。
もう一つの材料はアップルが向こう5年で米国内に300億ドルを投資する計画を発表したこと。
海外で保有しているキャッシュを還流させ、約380億ドルの税金を支払う方向。
その原資が保有している米国債(約525億ドル)で賄うのではないかと想像された。
政府機関閉鎖の可能性がドル安トレンドも惹起した。
ビットコインは小幅反発。
株も債券も売られているのはどちらかが間違っているのだろう。
 
 
ジェットコースタ−ではないが乱高下だった木曜。
「一時24000円に乗せたものの失速。
節目到達は先高期待の買いよりも、利益確定の売りを誘う格好」との解釈だ。
市場には「年金が売り物を出した」との観測も聞かれた。
でも「そんなに単純ものなのか?」という指摘ももっともだ。
「日本は色々な相場観が交錯してまだまだクールな市場」と言えば聞こえは良いかも知れない。
日経朝刊のコメントでは「大発会以来10日のうち5日が日足陰線。戻り待ちの売りが出ている傍証」。
「現実=チャート、出来高は嘘はつけない。現実は理論、理屈、自説よりも優先」。
老練な市場関係者の言がポジネガともに浮上してくる。
1月第2週の主体別売買動向は外国人が再び売り越し(先物は6000億円台の大幅売り越し)。
個人は1774億円の買い越し。
買い越しは8週間ぶりのこと。
もっとも先週末のSQ値227273円に対しては3勝2敗と勝ち越し。
2敗で休場しなかったところは評価されようか。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
空売り比率の39.0%はやや高めとなった。
日経平均のPERは15.56倍でEPSは1527円と着実に増加してきている。
5日線(23790円)がサポートしている形に変わりはなかろう。
1月月足陽線基準23506円はさらに強いサポートだ。
その下に25日線(23202円)がある。
ボリンジャーのプラス1σ(23664円)とプラス2σ(24126円)のハザマでの大陰線が昨日の形。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の23825円。
日足陽線に期待の週末。
 
日経朝刊「スクランブル」は「ジャスダック再発見」。
外国人投資家が実力企業を買い始めたという論調がメイン。
16年末と昨日終値を比較した上昇率トップはアイケイ。
3位がラクオリア創薬。
幾度かIRをご一緒しているが共通しているのは「名古屋本社」。
「成長・実力企業」という切り口に「名古屋」という切り口も加わるのかも知れない。
それにしても・・・。
連載小説「愉楽にて」。
昨日までは一応脈絡のない濡れ場の連続。
今日は淡々とした友人の話。
株価はどちらを向くのだろうか。
 
NYダウは97ドル安の26017ドルと反落。
NASDAQは2ポイント安の7296ポイント。
S&P500は4ポイント安の2798ポイント。
ダウ輸送株指数は4ポイント高の11262ポイント。
3市場の売買高は69.3億株。
CME円建ては大証比55円高の23825円。
ドル建ては大証比80ポイント高の23850ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比100円高の23870円。
ドル円は111.06円。
10年国債利回りは2.611%。
 
 
◇━━━ カタリスト ━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)
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