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「動意薄」
「動意薄」
「動意薄」
 
週明けのNY株式は続伸。
NYダウは3日続伸、3日連続陽線で2月1日以来ほぼ6カ月半ぶりの高値水準となった。
「背景は米国と中国の貿易摩擦が和らぐとの期待。
そして食肉のタイソンフーズや飲料・食品のペプシコなどによる積極的なM&A」との解釈。
ただジャクソンホール控えの週でもあり積極的に上値を追う格好ではなかった。
日中値幅は約73ドル。
昨年12月28日以来の狭さで「動意も乏しかった」との見方だ。
S&P500は一時2859.75ポイントまで上昇。
1月に付けたザラ場・終値ベースの史上最高値(2872.87)に迫ってきた。
NYダウの上昇寄与度トップはボーイングで29ドルの押し上げ要因。
ナイキやジョンソン&ジョンソンなどが上昇寄与度上位だった。
下落寄与度上位はアップルで14ドルの押し下げ要因となった。
ネットフリックスやアルファベット(グーグル)、エヌビディアなど主力株の一角が買われNASDAQは上昇。
VIX(恐怖)指数は12.49%まで低下。
SKEW(ブラックスワン指数)は145.55まで低下した。
安全資産志向から債券は堅調展開。
10年国債利回りは2.8214%と5月29日以来の水準まで低下した。
「トランプ大統領の「FRBの金利を引き上げ政策は不満」とのコメントが報じられ為替はドル安トレンド。
「パウエル議長が利上げを行うことを嬉しく思っていない。
中国は為替を操作していると思っている。
ユーロもまた、操作されていると思う」というコメントもあった。
ドル円は110円水準での推移。
 
「火曜7連勝か」
 
 
週明けの日経平均は反落。
寄り付きは3円安。
ウォールストリートジャーナルの「牧師拘束問題で米政府がトルコとの交渉を拒否」との報道で一時120円安まで下落。
大引けは71円安。
東証1部の売買代金は4月2日(1兆6740億円)に次ぐ今年2番目の低水準。
「体感的には年末よりも閑散ムードが強かった。
一日を空費したような相場」という声が聞こえる。
週末のとなりのトトロの放送が邪魔したくらいの鷹揚な解釈が必要かもしれない。
上海総合株価指数の6日ぶりの反発は見えないフリ。
ただメガバンク3行がそろってプラス。
IT部品系もアルプスは高値引け。
「村田、太陽誘電、京セラとそろって陽線で3陽連」という明るい見方もある。
新高値銘柄数9(前日15)、新安値銘柄数158(前日92)。
騰落レシオは89.95まで低下した。
8月13日の安値21851円や16日の安値21871円がサポートとなるかがポイント。
NT倍率は13.15倍と高水準。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.623%。
買い方▲13.119%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△1.2%(前日△2.16%)。
プラス推移は3日連続。
買い方▲23.84%(前日▲21.96%)。
空売り比率は45.5%と16日連続40%超。
日経平均採用銘柄のPERは12.99倍と13倍割れ。
EPSは1708円。
東証1部の予想株式益回りが6.93%。
10年国債利回りが0.09%。
このアンバランスはどこかで是正されなければならないだろう。
シカゴ225先物終値は大証日中比15円高の22175円。
200日線(22400円)がずいぶん上に見えるが火曜7連勝の可能性はなくはない。
気学では「一方に偏って動くこと多し」。
水曜は「戻り売り方針の日」だ。
 
 
(兜町カタリスト櫻井)


 
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