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続落スタート400円超安、オミクロン型に警戒
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート400円超安、オミクロン型に警戒
【寄り付き概況】


29日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比413円66銭安の2万8337円96銭だった。南アフリカなどで新たに見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン型」の世界的な感染拡大への警戒から、主力株を中心に売りが先行している。
 
前週末の欧米株市場が急落しており、足もとリスク回避の売り圧力が強い。欧州ではフランスの主要株指数が4.7%超の暴落となったほか、ドイツも4%を超える下げとなるなど狼狽的な売りに晒された。
米国株市場でもNYダウが一時1000ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となった。日経平均は欧米株に先立って前週末26日に一時900円近い下落となり、終値ベースでも747円安と売り一色の地合いとなったが、きょうも先物主導で大きく下値を探る展開を余儀なくされそうだ。
新型コロナウイルスのオミクロン型が世界経済に与える影響が懸念されており、目先買い向かう動きは限定的。ただ、オミクロン型に対する水際対策など世界の対応が極めて早いことは評価され、足もとは思惑先行で売り込まれている面もあり、大きく下値に突っ込んだ場面では空売りの買い戻しなどで下げ渋るケースが想定される。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=113円台の後半(前週末26日は1ドル=114円16−17銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同128円24−28銭)で取引されている。


JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
個別では、三越伊勢丹やJフロントなど百貨店株、日野自、日産自など自動車株の下げがきつい。ファストリ、ソフトバンクG、東エレクが下げている。一方、塩野義、第一三共など医薬品株の一角や任天堂が上げている

 
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