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続落、169円安 海外株安警戒
東京株式(前引け)=続落、169円安 海外株安警戒
12日午前の日経平均株価は続落し、前日比169円7銭安の2万8439円52銭だった。
 
朝方は自律反発狙いの買いが先行した。11日のNYダウは大幅続落したものの、日経平均がきのう急反落(909円75銭安)したことで押し目買い優勢となり、前場早々に2万8831円03銭(前日比222円44銭高)まで上昇する場面があった。
 
ただ、米長期金利の先高警戒は根強く、一巡後は売りに傾き、下げに転じた。
米国で新型コロナウイルス禍からの経済正常化やインフレ圧力の高まりによって米長期金利の先高観がくすぶるなか、ハイテク株を中心に売りが優勢だった。
時間外取引の米株価指数先物の軟化も重しとなり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時2万8329円01銭(同279円58銭安)まで下落した。その後の戻りは限定され、前引けにかけて2万8400円台半ば近辺でもみ合った。
 
 
東証1部の出来高は7億188万株、売買代金は1兆5261億円。騰落銘柄数は値上がり687銘柄、値下がり1407銘柄、変わらず94銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は海運業、卸売業、鉄鋼、機械などが下落。上昇はサービス業、ゴム製品など。
 
個別ではソフトバンクグループが軟調、東京エレクトロンも売りに押された。トヨタ自動車も冴えない。伊藤忠商事、三菱商事など総合商社が値を下げ、日本郵船も軟調。エー・アンド・デイが急落、三井E&Sホールディングスも大幅安だった。
半面、ファーストリテイリング上昇、キーエンス、エムスリーも買いが優勢だった。セレスがストップ高となり、ジェイリース、エイジアも値を飛ばした。ホクシンも大きく切り返している。
 
東証2部株価指数は前日比64.94ポイント安の7397.20ポイントと続落した。
出来高1億0727万株。値上がり銘柄数は111、値下がり銘柄数は284となった。
 
個別では三井金属エンジニアリングがストップ安。中小企業ホールディングス、フルスピード、YE DIGITAL、マーチャント・バンカーズ、クロスプラスなど20銘柄は年初来安値を更新。川本産業、東京自働機械製作所、ソケッツ、ミズホメディー、千代田化工建設が売られた。
 
一方、アートスパークホールディングス、西菱電機、エス・ディー・エス バイオテック、日本伸銅、中北製作所など6銘柄が年初来高値を更新。ジー・スリーホールディングス、セキド、ジーエルサイエンス、櫻護謨、グローバルダイニングが買われた。
 
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