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「看板のゼロイチ」
「看板のゼロイチ」
「看板のゼロイチ」
 
若い投資家が集まる株式市場。
この道ではかなり年季の入った渋い投資家がふらりと現れる。
 
若い衆:
「親父さんここはひとつ景気づけに寄りから買ってくだせえ」
おやじ:
「俺は42歳のときにバブルが崩壊して株はきっぱりやめたんだ。
 今日は久しぶりに覗きにきただけだ」
若い衆:
「まあ、そういわずに景気づけにやっておくんなさいよ」
 おやじ:
「そこまでいうなら久しぶりにもんでやるか」
 
凄みと自信たっぷりのセリフを吐き、銘柄を選ぶ老練な投資家。
老練の投資家が買った銘柄はどう考えても上がりそうもない2ケタのボロ株。
すんなり寄ったかとおもうと・・・。
若い衆たちはおやじさんも焼きが回ったのかなと戸惑いながらも見ていると・・・。
あれよあれよと上の売り物をこなして30分もしたらストップ高。
 
若い衆:
 「おやじさん一体どうして上がる株がわかったのですか」。
 
おやじ:
「おまえらの買う株はみんなが目を付けるから値動きが面白くねえ。
だから誰も目を付けないような銘柄に勢いをつけてやっただけだ。
さて前引け前にもう一丁いくかな」。
 
それじゃ提灯を付けようと慌てる若い衆たちに老練な投資家は
 
おやじ:
「勝負は市場の中だ。
おまえたちは何も考えずに投資するのか。
俺の睨んだところ次の人気が品薄のゼロイチ銘柄のコレ6901と見たね」
実はコレといった銘柄の6901を親父は寄り付きで買っていた。
 
勇んだ若い衆たちが一斉に買いの手を振ってパソコンのEnterキーを押すと・・・。
 
あらら親分が言って通りに現れた株価はストップ高。
 
おやじ:
「今回は俺が師匠だからいいが、相場なんてもんは何がおこるかわかりゃしねえ。
こんな遊びは大怪我しねえうちにやめときな」
 
と言うと老練な投資家は「蕎麦でも食いな」と若い衆に小遣いをくれて去って行った。
 
それをかっこいい、どうしても真似がしたいと一人の間抜けな男が後場の市場へ
 
男:
「俺は42ときにバブルにあって株はきっぱりやめたんだが…」
 若い衆:
「何言ってんだおまえはまだ26だろう」
 
無理やり新興市場の数日商いのない株を買うと自分の買いでストップ高。
 
若い衆:
「なんでえ自分でストップ高を付けに行っただけじゃねえか。
 そんな銘柄買ったって売れやしねえ」
と言って提灯もつけない。
 
男:
「さあどうだ。
 おまえらの買う株はみんなが目を付けるから値動きが面白くねえ、
 断っとくが次に上がるのは品薄のゼロイチ銘柄だ。
 勝負は市場の中だ」
 
ここで男は間違えた。
おなじゼロイチでも「5401」と「6501」を選んでしまった。
 
男:
「株なんてもんは何がおこるかわかりゃしねえ。
 俺の睨んだところじゃあこいつらはすぐストップ高」
そういって市場を見るとなんと1円も動いていない。
 「ゼロイチじゃ提灯がつかねえか。
じゃあ次はピンじゃなくてピンピンだ。
えい8411、7011、来ておくれ」。
(おしまい)。
 
総務省が発表した4月の家計調査。
2人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり26万7922円だった。
実質で前年同月比11.1%減、
比較可能な2001年以降で最大の落ち込みとなった。
パック旅行費は97.1%。
背広服は79.9%%減。
消費税を10%に上げた昨年10月以降7カ月連続の前年割れ。
減少は7カ月連続だが、落ち込み幅が2ケタになったのは15年3月(10.6%減)以来ほぼ5年ぶり。
店での飲酒代は90.3%減、食事代は63.3%減。
鉄道運賃は89.9%減、口紅は41.1%減だった。
一方でゲームソフトは2倍。電気代は6.3%増、上下水道料は11.5%増だった。
マスクなどの保健用消耗品は価格の上昇もあって2.2倍。
 
スケジュールを見てみると・・・。
 
【6月】陽線確率7勝3敗、(陽線確率70%)、過去15年10勝5敗(1位)
    気学では「利を優先するより、損をしないよう売り方針」
 
 8日(月):GDP確定値、景気ウォッチャー調査
 9日(火):マネーストック、米FOMC(→10日)、ジョンソンレッドブック指数、株安の日
10日(水):国内企業物価指数、機械受注、パウエルFRB議長会見、消費者物価、財政収支、中国生産者・消費者物価、変化日
11日(木):景気予測調査、米生産者物価、株高の日
12日(金):メジャーSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
15日(月):日銀金融政策決定会合(→16日)、第3次活動指数、米NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、中国各種経済指標
16日(火):黒田日銀総裁会見、米小売売上高、鉱工業生産、ジョンソンレッドブック指数、独ZEW景況感、変化日、株安の日
17日(水):貿易統計、首都圏マンション販売、国会会期末、米住宅着工件数
18日(木):東京都知事選告示、首都圏マンション販売、米CB景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況観、
19日(金):消費者物価、米経常収支
20日(土):天赦日+一粒万倍日
21日(日):部分日食、上げの特異日
 

(櫻井)。
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