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堅調展開か

堅調展開か
今週は、堅調となった。米国株の上昇を受けて日経平均は週初から大幅高となり2万1000円台を回復。その後もしっかりとした動きが続き、21500円台に乗せる場面もあった。
米中協議の進展期待から世界的にリスクオンムードが強まる中、バイオ関連銘柄の急騰に刺激され、出遅れ感のあった新興市場にも見直し買いが入った。
ただ、様子見姿勢も強く商いは盛り上がりに欠けた。
日経平均は週間では約524円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
来週も堅調展開か。
基本的には米中交渉次第で、ここまで楽観ムードが支配的であった流れが維持されるかどうかという点が大きな注目点となる。パウエルFRB議長の議会証言や、2回目の米朝首脳会談など注目度の高いイベントのほか、米国の債務上限引き上げ協議など相場をかく乱しそうな材料もあるため、指数の振れ幅は大きくなるかもしれない。
 
模様眺めムードから積極的な買い方はいないものの、交渉の延長の可能性もあることから、買い戻しによって緩やかながらもリバウンド基調が続きやすいだろう。また、来週27-28日には米朝首脳会談がベトナム・ハノイで開催される。過度な期待は高まりづらいとは考えられるが、売り方にとってはここでもポジションを圧縮しておきたいところである。
今週強い動きを見せた新興市場が資金の受け皿になると期待できる。各種材料に神経質とはなりながらも、底堅い地合いが続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
 
22076.26  200日移動平均線
21973.25  均衡表雲上限(週足)
21788.21  ボリンジャー:+3σ(25日)
21717.97  26週移動平均線
21698.33  均衡表基準線(週足)
21684.43  均衡表雲下限(週足)
21527.66  ボリンジャー:+1σ(13週)
21485.79  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
21425.51  ★日経平均株価22日終値
 
21301.06  6日移動平均線
21281.85   新値三本足陰転値
21183.37  ボリンジャー:+1σ(25日)
21160.55  75日移動平均線
20990.96  均衡表転換線(日足)
20934.33  均衡表基準線(日足)
20880.95  25日移動平均線
20823.69  均衡表雲上限(日足)
20799.58  13週移動平均線
20578.53  ボリンジャー:-1σ(25日)
20500.31  ボリンジャー:-1σ(26週)
20276.11  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
 
ザラ場高値は昨日高値を下回って上値の重さを示したものの、上向きの5日線を9営業日連続で上回って引けたほか、25日線も上向きを維持しており、上昇トレンドの継続を示唆した。一目均衡表では、日々線が雲上をキープし、転換線が上昇を続けるなど買い手優位の地合いを裏付けている。
ボリンジャーバンドでは、昨日まで4日連続で+2σ前後で推移してきたが、本日は+2σを超える場面がなく、上値追い局面の小休止を示唆。
 
なお、本日終値ベースの騰落レシオは110.18と、いずれも中立圏のうち強気側、100%を上回っており、来週以降の強地合い継続と上値余地の大きさが窺える。
 
 
【信用規制・解除】
(22日大引け後 発表分)
 
■ベルトラ <7048> [東証M]
東証と日証金が25日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
■レオパレス <8848>
東証と日証金が25日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
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