兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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NY株式は大幅続落。
NYダウの下落幅は一時400ドルを超えた場面があった。
NASDAQも100ポイント超の下落。
背景は米中経済関係の悪化懸念。
中国の防犯・監視システム最大手のハイクビジョンとの取引制限を新たに米国側が検討しているとの一部報道を嫌気。
パナソニックやKDDI、英半導体設計会社アームなど米国外の企業が相次ぎファーウェイとの取引停止を表明。
市場のリスク回避ムードが再燃したとの解釈。
中国が米国に対して通商協議を継続するには「誤った行動」を正す必要があると訴えたことが一番の悪材料との解釈だ。
ボーイングやキャタピラー、シスコシステムズ、インテル、アップルなどハイテク大手が下落のけん引役となった。
原油先物相場は一時約5%下落。
マークイットが発表した5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.6。
4月改定値の52.6から低下。
2009年9月以来、約10年ぶりの低水準となった。
市場予想は52.5だった。
新規受注指数が49.7と4月の53.5から低下。
同指数が拡大と悪化の分かれ目となる50を下回るのは09年8月以降で初めて。
「米中貿易戦争で企業信頼感が圧迫されている」との見方だ。
4月の新築一戸建て住宅の販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比6.9%減の67万3000戸。
予想を超える落ち込みとなった。
10年国債利回りは2.32%。一時2.3%を下回った場面もあった。
ドル円は109円台半ば。
CNNの「恐怖と欲望指数」は28ポイントに低下。
「25」を割れ込めば反転の可能性の水準。
 
木曜の日経平均は反落。
寄り付き103円安、大引け132円安。
「いいところなく冴えない展開」という見方で日足陰線。
5日線(21251円)は下回ってサポートにならず。
26週線(21186円)が目に付く展開だった。
引け後に発表された5月第2週の投資部門別売買高。
「外国人は連続売り越し。事業法人が2306億円と外国人の売り越し幅(1173億円)以上。当然背景は自社株買い。自社株買い急増。今年9割増の傍証でもある」との見方だ。
値上がり783銘柄。値下がり1258銘柄。
新高値58銘柄。新安値162銘柄。
騰落レシオは79.96。
NTレシオは13.73倍。
25日線からは2.6%、200日線からは3.1%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.949%。
買い方▲13.949%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.947%。
買い方▲21.513%。
空売り比率は48.0%で50日連続の40%超。
日経HVは10.9、日経VIは18.42。
日経平均採用銘柄のPERは11.88倍で6日連続12倍台割れ。
EPSは1780円。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比240円安の20860円。
高値21235円、安値20815円。
一目均衡の雲の下限は21107円。
勝手雲の上限は21550円と高い。
週足陽線基準は21301円。
ボリンジャーのマイナス1σが21248円、マイナス2σが20784円。
マイナス3σ20320円はないだろう。
25日線(21713円)からマイナス5%かい離が20627円
5月14日のザラバ安値20751円を試す展開。
気学では「前場安いと後場高の日。逆なら見送り」。
来週月曜は「変化を起こす重要日。足取りに注意」。
 
日々の注目銘柄の過去10日間のトラッキング。
タッチ(7%以上の上昇)が5個を継続している。
全体調整基調の中での「5」。
通常は「5」を超えると全体上昇基調から反転のサイン。
しかし、全体軟調の中での「5」は滅多にない。
記憶では3年に1度くらいだろうか。
「森より木を見よ」ということなのかも知れない。
 
NYダウは、286ドルドル安の25490ドルと続落。
一時400ドル以上下落した場面もあった。
NASDAQは122ポイント安の7628ポイント。
S&P500は34ポイント安の2822ポイント。
ダウ輸送株指数は161ポイント安の10171ポイント。
SOX指数は1.65%の下落。
VIX指数は16.83。
3市場の売買高は60億株。
225先物CME円建ては大証日中比240円安の20860円。
ドル建ては大証比235ポイント安の20865ポイント。
大証夜間取引終値は日中比240円安の20850円。
ドル円は109.58円。
10年国債利回りは2.322%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
グレイス(6541)・・・動兆
 
グレイステクノロジーに注目する。
同社は産業機械マニュアルの作成、管理、運用システムや企画、翻訳サービが中核。
20年3月期は3割増益見通しと絶好調。
特に営業利益率の上場には瞠目。
大株主が保有株の一部をゴールドマン証に売却、短期的な需給関係の悪化を警戒する動き。
しかしこれは一過性。
7月のものつくりに関するイベントとシカゴでの米国企業からの受託に期待。
いずれNASDAQ上場を目指す方向を評価。
 
 
(兜町カタリスト櫻井)

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