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191円高と続伸、米株高を好感
東証プライム市場(前引け)=191円高と続伸、米株高を好感

18日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前日比191円40銭(0.72%)高の2万6851円15銭だった。東証株価指数(TOPIX)は、13.58ポイント高の1880.29で終了した。
 
きょう前場は、前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受け主力株を中心に幅広く買いが広がった。米国の消費動向を示す経済指標がコンセンサスを上回ったことで、米経済減速に対する懸念が和らいでいる。日経平均は一時400円近い上昇で2万7000円台を回復する場面もあった。買い一巡後は戻り売りに押され上げ幅を縮小している。売買代金上位の大型株中心に買われているが、プライム市場全体でみると値上がり銘柄数は51%とほぼ半分にとどまっている。
 
主要な半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅高となっており、東京株式市場でも投資家心理が強気に傾いた。景気敏感株や半導体関連株を中心に物色が広がった。
 
「2022年3月期決算の発表時に自社株買いもあわせて発表した企業が多かった印象で、企業の株主還元に前向きな姿勢を確認できたことも相場の支えになっている」とみていた。
買い一巡後は利益確定売りや戻り待ちの売りも出て上値を抑えた。
日本時間18日午前の米株価指数先物が軟調に推移したほか、外国為替市場で円買い・ドル売りが優勢となったのも重荷となった。

 
 
 
NT倍率は先物中心限月で14.27倍と横ばいで推移している
 
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5708億円、売買高は6億6222万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は938、値下がりは834、変わらずは64銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、その他製品、空運業、精密機器、電気機器が上昇率上位。鉱業、石油・石炭製品などは下落した。
 
個別では売買代金首位のレーザーテックが高く、東京エレクトロンも大きく値を上げた。任天堂も物色人気。日産自、マツダ、富士通、NTTデータも買われたIHI、川重、三井松島ホールディングスが値を飛ばした。村田製作所も買いが優勢。日医工が連日のストップ高に買われ、森永乳業も急伸。ミツバも大幅高だった。
 
半面、ファーストリテイリングが軟調、INPEXも冴えない。SHIFTが安く、塩野義製薬も売りに押された。サイバーエージェント、大阪チタニウムテクノロジーズの下げも目立った。
キッコマンや明治HDも安い。
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