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133円高と堅調、米株反発を好感
東京株式(前引け)=133円高と堅調、米株反発を好感

19日午前の日経平均株価は反発した。前日比133円29銭高の2万2223円41銭で前場を終えた。東証株価指数(TOPIX)は4.22ポイント高の1619.19と、ともに堅調だった。
 
朝方は、良好な米経済指標や米企業決算を背景に18日の米国株式が上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。外国為替市場で円相場が1ドル=112円近辺の円安水準で推移し、電機など輸出関連銘柄の買い安心感につながった。
主力の家庭用ゲーム機を巡り中国で販売に乗り出すと伝わった任天堂が大幅に上昇した。その関連株も軒並み人気化するなど全体地合いを牽引した。
「信用取引などを通じて同社株を保有する個人投資家の買い意欲が高まり、相場全体の支援材料になった」との声があった。
 
ただ、朝高後は週末とあって持ち高調整目的の売りが出て、上値は重かった。
イースター休暇に入った海外勢は取引を手控え気味で、「後場からはさらに商いが低調となる」とみられる。また、来週から2019年3月期の決算発表が本格化し、10連休も控えている。上値では利益確定売りの動きも出ており、市場関係者からは「2万2000円を割らない範囲でもみ合いに終始するだろう」という声が上がっていた。
 
JPX日経インデックス400も反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆971億円、売買高は4億8182万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1249、値下がりは784、変わらずは108銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、その他製品、電気機器、水産・農林業の上昇が目立った。陸運業、電気・ガス業、空運業は下落した。
 
個別では、ファーストリテイリングの上値追いも続いている。ミネベア、ソニー、コナミHDが上昇した。キーエンスが高く、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体製造装置関連も買われた。メガチップス、ホシデンも大幅高。アイシン精機も上昇した。
 
半面、2019年度の世界生産台数を前年比で15%減らすと伝わった日産自が下落。トヨタ自動車も冴えず、SMCも軟調。セブン&アイ・ホールディングス、東ガスも安い。ヤマトホールディングスが急落、LIXILグループも値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比14.17ポイント高の6896.34ポイントと反発した。出来高4437万株。値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は150となった。
 
個別では、アクロディアがストップ高。ダイナックホールディングス、セイヒョー、サトウ食品工業、田岡化学工業、高松機械工業など10銘柄は年初来高値を更新。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、岡野バルブ製造、スリープログループ、日本食品化工、エスプールが買われた。
 
一方、アイケイ、あじかん、トーヨーアサノ、東京自働機械製作所、光陽社など7銘柄が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、新内外綿、DNAチップ研究所、村上開明堂、イトーヨーギョーが売られた。
 

 
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