3連休を前に様子見姿勢か
3連休を前に様子見姿勢か |
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で新型肺炎にり患していた2名が死亡したことが明らかとなり「海外投資家が日本の安全性に対し、いっそう厳しい視線を向ける可能性もある」との声も聞かれた。
為替市場で、ドル・円相場が1ドル=111円40銭台(19日終値は110円11−12銭)と円安に振れているが、売買が手控えられていることから、反応が限られる可能性もある
20日の日経平均は一目均衡表では雲上への回復とはならなかったが、終値ベースではプラスで終えた。高寄り後に上値抵抗になったのは、6日高値を起点としたミニ上値抵抗線である。
上値抵抗線で反落する動きは一般的な動きであり、その上値抵抗線からの下への調整が1日で生じたに過ぎない。今度は3日安値を起点に18日安値を通る下値支持線まで下押す可能性はあるが、もみ合いが次第に煮詰まるパターンを想定できそうだ。
■テクニカル・ポイント(20日現在)
24206.73 ボリンジャー:+2σ(13週)
23945.72 ボリンジャー:+1σ(13週)
23918.21 ボリンジャー:+1σ(25日)
23901.20 ボリンジャー:+1σ(26週)
23684.71 13週移動平均線
23577.40 25日移動平均線
23538.53 均衡表転換線(日足)
23518.70 6日移動平均線
23513.34 均衡表雲上限(日足)
23508.70 75日移動平均線
23479.15 ★日経平均株価20日終値
23445.94 均衡表転換線(週足)
23445.94 均衡表基準線(日足)
23423.71 ボリンジャー:-1σ(13週)
23398.36 均衡表雲下限(日足)
23236.60 ボリンジャー:-1σ(25日)
23162.70 ボリンジャー:-2σ(13週)
22971.94 新値三本足陰転値
22958.15 26週移動平均線
ローソク足は長い上ヒゲを伴う陰線を引き、終値は25日線やその下を走る75日線を下回り、上値の重さを窺わせた。一目均衡表では、終値は雲中にとどまったが、転換線がわずかに下降。遅行線が弱気シグナル発生を継続したこともあり、売り圧力を示唆している。
ボリンジャーバンドでは、ザラ場高値が中心線を上回ったが、終値は中心線下にとどまり、こちらも上値の重さを再確認した格好。RSI(14日ベース)は51.71%(昨日53.15%)と中立圏のほぼ中央で引けた。