兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
「プライド」
「プライド」

「プライド」
 
NY株式市場で主要3指数はNYダウが続落、NASDAQとS&P500が反発とマチマチの動き。
「米中貿易摩擦による企業業績への影響を巡る懸念が再燃。
だがアマゾン、フェイスブック、アップルなどのハイテクセクターがS&Pとナスダックの上昇に寄与した」との解釈だ。
FRBパウエル議長の半期に一度の議会証言を待つ姿勢は継続。
3市場の売買高は57.7億株(直近20日の平均は67.4億株)と低調。
国債利回りは小幅上昇。
10年国債利回りは2.07%水準。
0.25%の利下げ確率は96.2%、0.5%の利下げ確率は3.8%。
1週間前にはそれぞれ75%と25%だった。
「FRBが何を言うかが重視される。
パウエル議長から利下げに反対する発言がなければ0.25%の利下げが実施される可能性はかなり高い」という見方だ。
前週末の好調な6月米雇用統計の影響が続きドルは大半の主要通貨に対して上昇。
ドル円は108円台後半での推移だが109円がなかなか遠い格好。
1月の「フラッシュクラッシュ」を除けば英ポンドは2017年4月以来の安値に接近。
 
 
火曜の日経平均は寄り付き64円高、大引け30円高。
日足陰線ながら「株高の特異日」だけあって日経平均の引けはプラス。
ただファストリの上昇が大きく寄与しただけのこと。
TOPIXやマザーズ指数、ジャスダック平均は下落。
「月曜はダラダラと下げが続いて200円超の下落。
火曜は上を試したにもかかわらず失速。
両日とも印象は悪い」との見方だ。
今週に入ってからは5日線(21637円)が壁となっている。
東証1部の売買代金は1兆6697億円。
値上がり664銘柄、値下がり1399銘柄。
新高値47銘柄、新安値8銘柄とややチグハグな数字。
騰落レシオは114.94%に低下。
NTレシオは13.64倍。
25日線(21282円)からは1.3%のプラスかい離。
200日線(21601円)からは0.2%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.123%。
買い方▲10.113%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.192%。
買い方▲14.138%。
空売り比率は46.7%で82日連続40%超。
前日の49.73%という4カ月ぶりの水準からは低下したがそれでも高水準。
7月5日時点の信用買い残は551億円減の2兆1112億円。
2カ月ぶりの低水準。
10月19日の3兆1700億円、昨年3月23日の3兆6759億円。
夢の水準だった。
同信用売残は596億円増の9550億円。
1兆円を超えたのは3月22日の1兆636億円、9月21日の1兆673億円だった。
信用倍率は2.21倍に低下。
需給面からは裁定残の推移も合わせて「カラカラ」だ。
日経平均採用銘柄のPERは12.09倍でEPSは1783円。
PBRは1.08倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比10円安の21500円。
高値21655円、安値21445円。
21500円が7月の下値サポート。
月足陽線基準は21729円。
前月比プラス水準は21275円。
週足陽線基準は21534円。
金曜にココより上にいれば6週連続週足陽線だ。
75日線(21436円)をキープする可能性は高いと見る。
気学では「後場にかけて良く動く日。前日の足取りにつけ」。
木曜は「不時高、不二安を見せる逆行日」。
金曜は「変化激しい日。逆張り方針で駆け引きせよ」。
ちなみに週末はオプションSQ。
先月のメジャーSQ値は21060円だったから上回っての推移だ。
円安トレンドがほとんど効かないところが難点の相場となってきた。
 
不毛の手数料引き下げ競争をしているネット証券。
とうとう「米株売買、最低手数料なし」となってきた。
4日にマネが0.1ドルに引き下げ。
5日に楽天が0.01ドルに引き下げ。
8日にマネが0.01再引き下げ。
そしてSBIが最低手数料をゼロに引き下げる方針。
マネで取引する個人の約定件数の3割強は1回の取引が12万円未満。
外株の個人取引は小額が多いということだ。
「手数料引き下げは収益の影響の少ない領域で顧客を誘い込む宣伝広告効果」という声もある。
ただ・・・。
証券業は完全に装置産業になってきたことは否めない。
ココに相場観とか市場振興なんて思想は感じられない。
ただ生き残るために、ひたすら顧客拡大に励んでみても、そこに意思が薄い気がする。
20年前にあるネット証券を立ち上げた時の理想は「手数料自由化で顧客を囲い込み、圧倒的優位に立つ。
そして他をふるい落としたときに手数料引き上げに向かう」だった。
正しかったのか間違っていたのかは不明。
しかし20年経っても手数料引き下げ競争をしている業界。
自分の提供する商品にプライドというか誇りが感じられない。
ただ売ったり買ったりして貰えばそれでいいのかどうか。
自分の商品の値を下げて戦う世界に未来はあまり感じられない。
装置産業に徹するならば、レポートとか解説なんてむしろ邪魔。
肉を切らせて骨を断つなんて立派な方向でもなかろう。
投資家の経済合理性が増すことは悪くないのだが・・・。
証券業者にプライドというのはないのだろうか。
というか、他が下げるからうちも下げるでは芸がない。
最初からゼロにすれば良いだけのことだ。
投資家側としては見えない手数料をよく吟味することが必要になってくる。
もっとも・・・。
米国株に魅力を感じる投資家が増加しているという現実だけは否定のしようがない。
日本株に本当に魅力がないのかどうか。
自分たちの実収入の源泉であるフィールドを捨てて、マネーが海外でプレーさせるという現実。
メジャーリーグとNPBの関係みたいなものだろうか。
 
 
NYダウは22ドル安の26783ドルと3日続落。
NASDAQは43ポイント高の8141ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は3ポイント高の2979ポイントと3日ぶりの反発。
ダウ輸送株指数は77ポイント安の10339ポイント。
SOX指数は0.74%下落。
VIX指数は14.06。
3市場の売買高は57.7億株。
225先物CME円建ては大証日中比10円安の21500円。
ドル建ては大証比5ポイント高の21515ポイント。
大証夜間取引終値は日中比変わらずの21510円。
ドル円は108.84円。
10年国債利回りは2.071%。
 
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ヤクルト(2267)
 
ヤクルト本社に注目する。
同社は乳酸生菌飲料主力。
女性訪問販売員による強固な販売網は強み。
医薬品も手がける。
海外では中国が牽引。
営業増益で連続増配の見通し。
コンビニ・スーパー向け「ヤクルト」の高単価派生品を拡充。
ヤクルト球団設立50周年。
株価は長期下落基調から脱却の兆し。


(兜町カタリスト櫻井)
a