兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「身勝手」
「身勝手」
 
 
「身勝手」
 
市場はNYダウの続落記録を調べ始めた。
1997年以降、最高記録は8日。
以下の6回だ。
98年5月8日、01年9月21日、08年10月10日、
11年8月2日、17年3月27日、18年6月21日。
7日続落は5回。
02年7月16日、10年7月2日、15年8月7日、
16年8月2日、16年11月14日。
調べ始めると記録は途絶えるというのがアノマリーだが・・・。
 
そういえば・・・。
プライムフライデーなんていうのはまだあるのだろうか。
テレワークばかりになって今更という気もしないではないが・・・。
 
相場を語るには、まず場を見続けねばならない言われる。
しかし、これは結構至難のワザ。
早朝から深夜まで世界中の株価動向を眺めていたら、それだけで株病になってしまいそう。
仕事柄、日々見続けているが、それでも完全には無理。
しかも朝早くから仕事なので、夜は見ず、引け際のNYで済ませることにしている。
もっとも人それぞれだからさまざまな見方はあろうが・・・。
意外と役に立つのではないかと思われる事は「場況」。
とはいえ、新聞などで場況を熟読するということではない。
媒体によっては新人や素人の書いている場況も見受けられる。
所詮誰かが言ったり書いたりしたころの受け売りばかり。
それを読んでもほとんど役には立たない。
そうではなく、自分で「場況」を書いて見ることが重要と考えている。
ブログに載せたり、ツイッターで囁くためではない。
「場況」を書くことで上げ下げのコメントの「変」さ加減が見えてくる。
材料の用法のずるさも見えてくる。
そして「株価の動きの真の理由」に少し迫れるような気がする。
これこそ「他人シナリオ」ではなく「自分シナリオ」。
ほとんどコストをかけずに株式市場精通者になれることは間違いない。
そして見えてなかった作為や欺瞞やごまかしやすり替えが少し垣間見えてこようか。
それが投資のパフォーマンスに反映するかどうかは微妙だが・・・。
しかし、常に「なぜ」や「誰が」を考えることは重要。
 
株式市場は「もう一文」の欲望心理の錯綜する場所。
ところが、多くの市場関係者はファンダメンタルズとテクニカルだけでものごとを類推する。
このギャップが投資家さんと業界の判断の乖離の原因の一部。
もっとも時間が経っても是正はされないのだろう。
黄金比率や乖離率だけで株価は絶対に動かない。
永遠の真理は「買い手が多ければ上昇し、売り手が多ければ下落する」。
単純明快になる。
問題はなぜ買い手が多くなったり売り手が多くなったりするのか。
この説明を付けようとして古今東西の市場関係者が刻苦研鑽してきたのが歴史。
 
40年前に出された清水一行氏の「兜町物語」の一節。
「兜町では材料が欲しい時には、それらしいことを必要以上に高く評価し、
悪材料に敏感なときは、たいしたことでなくても一斉に売り反応を示す。
材料の評価ではいつも一方的で身勝手だった」。
兜町だけではなく、古今東西、世界の市場に通用する言葉に思えてならない。
 
 
スケジュールを見てみると・・・。
 
【3月】陽線確率6勝4敗、(陽線確率60%)、過去15年8勝7敗(8位)
    気学では「押し目買い。安値を買い拾うこと。飲食関係に妙味」
 
29日(土):中国PMI、米民主党予備選(サウスカロライナ州)
 1日(日):企業の就職広報解禁、東京マラソン
 2日(月):法人企業統計調査、2日新甫、米IMS製造業景況感、イスラエル総選挙
 3日(火):マネタリーベース、米スーパー・チューズデー、IOC理事会
 4日(水):変化日、株高の日、米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感、ベージュブック
 5日(木):米ベージュブック、ISM非製造業景況感。 OPEC臨時総会(ウィーン)、ジュネーブ国際自動車ショー
 6日(金):景気先行指数、米雇用統計、貿易収支、OPECプラス会合鬼宿日・神吉日
 7日(土):中国貿易収支
 9日(月):景気ウォッチャー調査、GDP改定値、国際収支、株安の日
10日(火):マネーストック、工作機械受注、米大統領予備選(ミシガン州など)、中国生産者・消費者物価、変化日、株安の日
11日(水):米消費者物価、G20シェルパ(首脳代理)会議(サウジ)、株高の日
12日(木):企業物価指数、景気予測調査、米生産者物価、ECB理事会
13日(金):メジャーSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感、スタートアップの祭典「サウス・バイ・サウス・ウェスト」開幕(オースティン)、株安の日
14日(土):山手線新駅「高輪ゲートウェイ」開業
15日(日):フランス統一地方選
16日(月):機械受注、下げの日、変化日
17日(火):米FOMC(→18日)、小売売上高、鉱工業生産。大幅高の日
18日(水):日銀金融政策決定会合(→19日)、米フィラデルフィア連銀製造業景況感
20日(金):春分の日で休場、プロ野球開幕
24日(火):米製造業PMI,株高の特異日
25日(水):米耐久財受注、株高の日
26日(木):米個人消費、EU首脳会議、上げの日、変化日、東京五輪聖火福島スタート、大リーグ開幕、株高の日
27日(金):ミシガン大学消費者信頼感
29日(日):羽田空港国際線発着枠拡大
31日(火):失業率、米シカゴ購買部協会景気指数、CB消費者信頼感、株安の日
 
 


(櫻井)。
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