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豪ドル円が上昇。英ポンド円は下落。
【為替】豪ドル円が上昇。英ポンド円は下落。
[概況]

18日の東京外国為替市場は、中国の株式市場が活況を呈したこと受け、同国と経済的な結びつきの強い、豪ドル円が上昇した。中国株が上昇したのは、先週の中国全人代で表明された景気刺激策の堅持が好感されたからで、上海総合指数は前日比で2%を超える大幅上昇となった。このことによって、豪ドル円は一時を79.435円まで伸ばし、先週末の高値を更新した。
 
これに対し、下落が著しかったのは英ポンド円で、水準を148円台前半から147円台後半まで切り下げた。下落の理由はマース独外務省の「ハードブレグジットとなる前に協議を再開する価値がある」という発言で、市場はこれを新たな協議がなければハードブレグジットの可能性もあると捉えてしまったようだ。
 
さて、注目の英国のEU離脱ついては、先週に英議会が3月末の離脱期限を6月まで延期することを可決した。
ただし、これはメイ首相がこれまで2度否決された合意案を議会が承認するという条件付きのため、延期は依然不透明だ。そればかりか、合意案が承認されない場合は、EUが設定する条件に従い、長期の離脱延期を余儀なくされ、事態は一層混迷を深める可能性がある。そのため、今週も英ポンド円は関連報道で神経質な値動きが予想される。


[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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