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NY夜間と東京昼間の勝負か
「NY夜間と東京昼間の勝負か」
NY市場はプレジデンツデーで休場。
欧州株式市場はロンドン・ドイツともに4日ぶりの反落。
前週に上昇が続いた反動で売りが先行したとの解釈だ。
GLOBEXの時間外取引でEmini−ダウ株価指数先物は59ドル安の25177ドル。
アジア時間には105ドル高の25341ドルまで上昇していたがその後売り優勢の展開。
一時182ドル安まで下落。
「機械的にストップロスを探すような売りが出た」という声が聞こえる。
もっともNYは主要3指数ともに年初の水準を上回ってきている。
NYダウが△2.02%、NASDAQが△4.87%、S&P500が△2.19%。
▲2.0%の日経平均とは際立った違いだ。
加えればロンドン▲5.72%、ドイツ▲4.12%、フランス▲1.06%。
一方でロシアが△9.06%、ブラジルが△10.96%。
昨年ダメだった指数が上昇しているのも目立っている。
 
3日続伸で2週間ぶりに22000円台回復は「良くできました」だった月曜日。
背景は平均売りコストを上回ったことによる一部の海外短期筋による株価指数先物への買い戻しとの解釈だ。
6日の日経平均先物3月物の売買高加重平均価格(VWAP)は21714円。
7日のVWAPは21880円、8日は21818円。
平均売りコストを宇和まったことからのストップロス(損失覚悟)の買い戻し。
現物の今年最低の売買高と合わせると納得できようか。
ただ「急落前の5日のVWAPは22871円、2日以前は23000円台で平均売りコストはかなり上。
「売り方にまだ余裕があり、急いで買い戻す必要がない」という見方もある。
テクニカル的には「1月23日のザラバ高値(24129円)から2月14日のザラバ安値(20950円)までの下落幅。
その38.2%戻りの22164円が目標」という声もある。
38.2%という数字に意味なく根拠を求める向きは多いがほぼ昨日段階で達成した格好だ。
過去の上値と現実水準との乖離の時間帯ということだろう。
月曜の値上がり銘柄数は2002と記録的な水準。
日経レバ(1570)の純資産が19日時点で4795億円。
2016年11月15日以来、1年3カ月ぶりの高水準を回復。
背景は「リバウンド狙いの個人投資からの買い。
純資産を基準価額で割った19日時点の口数は2468万口。
1月26日の936万口は16日連続で増加。
口数はこの間に2.6倍となった」という。
指数プレイが主役ということだろう。
25日線からのかい離はマイナス3.2%まで低下。
200日線からはプラス5.1%となった。
騰落レシオは80.00%。
サイコロは6勝6敗で50%。
空売り比率は41.2%まで低下したものの17日連続の40%超えだ。
日経VIが22.21まで落ち着いてきた。
日経平均採用銘柄のEPSは1680.52円でPERはようやく13.18倍と13倍台回復。
欧州株の反落とNYの時間外取引のマイナスを反映して225先物大証夜間取引終値は日中比150円安の21950円と2200円割れ。
「NYは半値戻し、日経は3分の1戻し」では物足りないところ。
昨日の薄商いの大幅高の反動となりそうな気配。
今年の続伸は「3」までしかないから「4日続伸」を見たいのが市場の気持ちだろう。
 
◇━━━ カタリスト ━━━◇
 
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ヤマシンフィルタに注目する。
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業績は絶好調。
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(兜町カタリスト櫻井)
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