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246円安と続落、世界景気懸念と株安で
東京株式(前引け)=246円安と続落、世界景気懸念と株安で
19日午前の日経平均株価は続落した。午前終値は前日比246円83銭安の2万2411円33銭だった。東証株価指数(TOPIX)は18.71ポイント安の1685.93と、ともに下落した。
 
朝方は、売り優勢で始まった。中国の景気減速懸念や米金利上昇への警戒感から18日の米国株式が大幅下落した流れを受け、下げ幅を拡大し、午前9時46分に前日比445円59銭安の2万2212円57銭と、15日の取引時間中の安値(2万2261円92銭)を下回った。
 
一巡後は、円伸び悩みもあって、いったん下げ渋った。午前11時に発表された中国7−9月期GDP(国内総生産)は前年同期比6.5%増と市場予想の同6.6%増をやや下回ったが、影響は限定的だった。
 
8時30分発表の9月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比1.0%上昇と、21カ月連続で上昇した。値上げなどを通じた収益改善期待から、小売りや食品関連の一角は買われた。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1474億円、売買高は6億3799万株。東証1部の値下がり銘柄数は1625、値上がり銘柄数は411、変わらずは73だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、電気機器、銀行業などが下落し、保険業と電気・ガス業は上昇した。
 
個別では、任天堂が大きく値を下げたほか、ソフトバンクグループは米国とサウジアラビアの関係悪化でサウジと組んだ巨大ファンド運営の先行き不透明感が強まり、売りに押された。ソニーなども軟調。コマツなど機械株が軟調。TDKやアドテストなど半導体株も下げた。大東建託も安い。丸井グループ、ヤマダ電機が大幅安、ワコムも売られた。楽天も下落した。
 
半面、エーザイや大塚HD、アステラスなど医薬品株がしっかり。東京エレクトロン、SMCも頑強だった。ケーズホールディングスが買われ、ドンキホーテホールディングス、コロプラなども上昇した
 
東証2部株価指数は前日比12.74ポイント安の7218.12ポイントと4日ぶり反落した。
出来高5053万株。値上がり銘柄数は110、値下がり銘柄数は281となった。
 
個別では、ブルボン、ボーソー油脂、三光マーケティングフーズ、サンコーテクノ、ロンシール工業など15銘柄が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、フライトホールディングス、ウインテスト、アオイ電子、東亜石油が売られた。
 
一方、インテリジェント ウェイブ、川金ホールディングス、富士ソフトサービスビューロが年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、アドテック プラズマ テクノロジー、ダイハツディーゼル、アウンコンサルティング、DNAチップ研究所が買われた。

 
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