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大幅4日続落スタート、欧米株の急落を受け
【市況】東京株式(寄り付き)=大幅4日続落スタート、欧米株の急落を受け
【寄り付き概況】

 
29日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比247円75銭安の2万3170円76銭。
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、フランスやドイツが外出制限や店舗閉鎖などに踏み切ったことが重荷になっている。米国で新規感染者数が29日、7万人以上に拡大し、同日の米ダウ工業株30種平均が900ドル超下落したため、投資家心理が悪化している。
日経平均は一時250円近く下げた。その後は、短期的なリバウンドを狙った買いや、押し目を拾う動きが出ているもようで、下げ幅を縮小する展開にあるようだ。
 
米国では1日あたりの新規感染者数が7万人を超えた。追加経済対策を巡る与野党の協議が難航していることも重荷。米国株の変動性指数(VIX)の急上昇もあり、日本株には下落圧力が強まっている。
景気の先行き不透明感が米国で急速に高まり、景気に敏感な業種で売りが目立った。東京市場でもその流れが引き継がれ、東証株価指数(TOPIX)の業種別株価指数では空運や鉄鋼が下落している。原油先物相場の下落で鉱業も下げが大きい。
 
主要な半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に続落したため、東エレクなど半導体株が安い。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=104円台の前半(28日終値は1ドル=104円21−22銭)、1ユーロ=122円台の半ば(同122円66−70銭)で取引されている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
 
 
個別では、花王、トヨタ、JR東海が安く、富士フイルム、京セラは軟調。ファナック、信越化、ソフトバンクグループやKDDIが売られている。
 
半面、2021年3月期の業績見通しを上方修正して一転増益になると28日に発表したソニーには買いが集まっている。減益幅が縮小すると見通しを変えたコマツも逆行高だ。日立、第一三共、中外薬が高い。
 
 
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