軒並み円安で推移、米国やドイツの政治イベントへの反応は軽微か。
【為替】軒並み円安で推移、米国やドイツの政治イベントへの反応は軽微か。
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米ドル円は、取引開始よりじりじりと上昇し一時110.925円まで上昇したほか、ユーロ円も同様の値動きとなり一時135.750円まで、それぞれ本営業日の高値を更新する展開となっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、懸念されていた米国やドイツでの政治関連報道について過剰なリスク回避行動は見受けられず、市場の反応は限定された印象だ。
米国では上院にて暫定予算案決議が否決されたことから一部の政府機関が閉鎖されており2013年10月以来約4年ぶりの事態に陥っている。
与野党は引き続き協議を続けており、閉鎖を短期間に留めるため妥協案を成立させる可能性も指摘されている。
他方、ドイツではドイツ社会民主党(SPD)での党大会にてメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立について議論をしたのち採決を実施し、支持を得たことで正式に連立交渉開始を決定した。
この後の時間では、注目される経済指標の発表が少なく、主要な株価指数や為替動向に横目に見ながらの取引が主体となりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]