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上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か

9日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7800円−2万8300円を想定。
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は29ドル高の32832ドルで取引を終えた。
エヌビディアは6%を超える下落となった。国内でもきのう引け後に東京エレクトロンが減益決算を発表。ADRでは大幅安となっており、半導体を中心にハイテク株が売られることになるだろう。

日経平均株価はきのう8日までに4日続伸し、3月29日(2万8252円42銭)以来、ほぼ4カ月半ぶりの水準を回復した。
堅調な動きが期待されるものの、戻り待ちの売りも警戒され、もみ合い展開となりそう。
好業績銘柄への個別物色が中心になるとみられる。23年3月期第1四半期(22年4−6月)決算で、利益予想が市場予想平均に届かなかった東エレクや、最終損益が大幅な赤字に転落したソフバンG などの動きに注目が集まりそう。

為替相場は、ドル・円が1ドル=135円前後(8日は134円98銭−135円00銭)、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の半ば(同137円79−83銭)と小動き。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比115円安の2万8125円だった。


【好材料銘柄】

■INPEX<1605>
今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の8.65%にあたる1億2000万株(金額で1200億円)を上限に自社株買いを実施する。

■オーミケンシ<3111>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。

■倉庫精練<3578>
親会社の丸井織物がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株430円で8日終値を16.2%上回る水準。買い付け期間は8月9日から9月21日まで。

■光ビジネスフォーム<3948>
今期経常を一転22%増益に上方修正・最高益、配当も27円増額。

■小池酸素工業<6137>
4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。

■ホープ<6195>
4-6月期(1Q)最終は1.6億円・上期計画を超過。

■エスケーエレクトロニクス<6677> 
今期経常を74%上方修正、配当も28円増額。

■ニチコン<6996>
4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地。

■LITALICO<7366>
4-6月期(1Q)経常は89%増益で着地。

■尾家産業<7481>
上期経常を2.6倍上方修正、未定だった配当は15円増配。

■メンタルヘルステクノロジーズ<9218>
上期経常を90%上方修正。



【主な経済指標・スケジュール】

9(火)
【国内】
7月マネーストック(8:50)
7月工作機械受注(15:00)
30年国債入札
《決算発表》
オリンパス、テルモ、ネクソン、アサヒ、大和ハウス、セコム、サントリーBF、東レ、トレンド、明治HD、出光興産、飯田GHD、横河電、日本新薬、IHI、ロート、ハーモニック、住友林、JMDC、THK、上組、近鉄エクス、シップHD、三菱マ、森永乳、太平洋セメ、アルバック、神戸鋼、ナカニシ、ピジョン、リゾートトラス、クレハ、ペプチド、ニプロ、共立メンテ、三谷商、石油資源、HUグループ、三井金、日清紡HD、安藤ハザマ、タカラトミー、JESHD、加藤産業、熊谷組、Tナカヤマ、住阪セメ、セイコーHD、奥村組、ヨネックス、ライト工、セプテーニHD、エスケー化研

【海外】
米3年国債入札

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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