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反落スタート、都のコロナ感染者最多で警戒
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、都のコロナ感染者最多で警戒
【寄り付き概況】

 
28日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比295円23銭安の2万7674円99銭。下げ幅は一時300円を超えた。
 
中国当局がネット企業などへの取り締まりを強化するなか、27日は上海総合指数や香港ハンセン指数が大幅安となった。米株式市場ではNYダウ工業株30種平均が6営業日ぶりに反落するなど主要3指数が下落した。
 
東京株式市場では前日まで米株高に追随する形で日経平均は3日続伸となっていたが、きょうは米株安を受けリスク回避の売りが再び優勢となっている。
また、中国や米国の株式相場が下落したのも嫌気され、投資家がリスク回避姿勢を強めている。
国内で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることも、経済活動に与える影響が懸念される状況にある。また、日本時間あす未明に判明するFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を前に、買い手控えムードが助長されやすい。
 
感染力の強いインド型(デルタ型)が世界的に感染拡大するなか、東京都で27日の感染者数が2848人と過去最多となった。五輪開催中の感染拡大で政権支持率の低下にもつながりかねず、警戒する向きが多い。外国為替市場で円相場が109円後半とやや円高水準で推移していることも輸出関連銘柄には重荷だ。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の後半(27日は1ドル=110円08−10銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円70−74銭)で取引されている。
 
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落している。
 
個別では、ソフトバンクグループが連日で年初来安値を付けた。ファストリも年初来安値。東エレクも売られている。一方、前日に業績の上方修正を発表した三菱自が大幅上昇。ソニーGが買われている。
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