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買い戻される米ドル円。
【為替】買い戻される米ドル円。
[概況]

 
16日の欧米為替市場は、ユーロ円の下落が目立った。下落の理由は、ギリシャ中銀によるECBの緩和策を指示する発言だ。具体的には「ECBの刺激策が必要。ラガルド次期総裁は刺激策を維持するだろう」との発言で、これを受けECBによる早期の追加緩和観測が高まり、ユーロ売りが活発になったわけだ。ユーロ円は東京時間中で119円台半ば辺りを推移していたが、上記の発言を伝わった欧州時間以降は売りが優勢で安値を118.700円とした。
 
ところで、サウジアラビアの石油施設攻撃によって台頭する中東情勢の地政学リスクだが、欧米時間では警戒感が後退した。理由は、原油価格への影響を考慮して米政府が決定した、米戦略石油備蓄の放出である。
 
これにより原油価格の上昇が一服し、金融市場も落ち着きを取り戻したというわけだ。東京時間で107円台半ばまで弱含んだ米ドル円は、高値108.180円まで上昇する展開だった。
 


[提供:カネツFX証券株式会社]
 
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