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続伸、パウエル議会証言好感
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸、パウエル議会証言好感
【寄り付き概況】

23日午前の東京株式市場は、前日の米国株高を映して買いが先行。日経平均株価は前日比2円79銭高の2万8886円92銭と小幅続伸して始まった。
 
前日の米株式市場でハイテク株を中心に上昇した流れを受けて日本株にも買いが入っている。半面、戻り待ちの売りも出やすく、寄り付き後は間もなく下げに転じるなど方向感は欠いている。ソフトバンクグループ(SBG)が買い先行で始まった。
 
前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数が総じて上昇、米長期金利の低下を背景にグロース株に買いが集まり、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は過去最高値を更新した。
注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、足もとのインフレ率の高まりは一過性のものとするこれまでの主張を変えず、利上げ前倒し懸念がやや後退した。これは東京株式市場でもハイテクセクター中心に追い風となりやすいだろう。
 
また、外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移とドル高・円安傾向にふれていることもプラス材料となりそうだ。ただ、日経平均は前日に870円あまりの急反発をみせていたこともあり、目先筋の売り圧力も意識され上値は限定的とみられる。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。ファストリ、エムスリー、テルモ、東エレクが上昇している。一方、エーザイ、ソニーG、ホンダ、トヨタが安い。
 
上野動物園のパンダ、シンシンが双子を出産したと伝わった。上野に本店を構える中華レストランの東天紅は商いは少ないものの大幅高となっている。
トヨタ自動車は反落、前日の大幅高の反動でやや売りに押される展開を強いられているが、1万円大台復帰を意識した展開が続く。売買代金でもソフトバンクグループを僅差で押さえ、東証1部トップとなるなどマーケットの注目度の高さを証明した。
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