兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
294円高と反発 経済再開を期待
東京株式(前引け)=294円高と反発 経済再開を期待

25日午前の日経平均株価は反発した。午前の終値は前週末比294円62銭高の2万0682円78銭だった。
 
新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が25日に全面解除される見通しとなり、経済再開への期待で投資家心理が改善した。政府の第2次補正予算案が100兆円規模になるとの報道も好感され、上げ幅は300円を超える場面があった。
ワクチン開発への期待感も下値を支えた。半面、香港情勢を巡る米中対立先鋭化への警戒感が上値を抑えた。
その後いったん伸び悩んだが、買い気は根強く、前引けにかけて高値圏で推移した。
 
市場からは「緊急事態宣言の全面解除の流れは分かっていたが、先行きへの期待感もあるようで強い動きだ。一本調子の上げは無理にしろ、売り込む理由がなくなってきたことで、上方向に進む可能性がある」との声が聞かれた。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8507億円、売買高は5億0507万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。東
証1部の値上がり銘柄数は1717と約8割を占めた。値下がりは363銘柄、変わらずは81銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)はすべて上昇。空運業、不動産業、鉄鋼の上昇率が高かった。
 
個別ではファーストリテイリングが急伸、JAL、JR西日本も上昇した。東京エレクトロン、レーザーテックなどが高く、キーエンスも堅調。武田薬品工業も買いが優勢だった。菱地所、リクルート、ニトリHD、日本製鉄も上昇した。ツクイはストップ高に買われた。
 
半面、富士フイルムホールディングスが大幅安、任天堂も軟調。ネクソンも売られた。リログループが急落、フィールズなども大きく値を下げた
 
 
東証2部株価指数は前週末比64.26ポイント高の5965.43ポイントと反発した。
出来高9661万株。値上がり銘柄数は312、値下がり銘柄数は105となった。
 
個別では、北海道コカ・コーラボトリング、田岡化学工業、木村工機、日本アビオニクス、セブン工業など7銘柄が年初来高値を更新。YE DIGITAL、ウェルス・マネジメント、東邦金属、ギグワークス、明治機械が買われた。
 
一方、朝日印刷が年初来安値を更新。省電舎ホールディングス、ロブテックス、技研ホールディングス、三井金属エンジニアリング、サンコーが売られた。
 
a