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79円高と3日続伸、景気敏感株中心に買われる
東京株式(前引け)=79円高と3日続伸、景気敏感株中心に買われる
20日前引けの日経平均株価は3日続伸した。前日比79円56銭高の2万0642円で取引を終了した。
 
前日の欧州の主要株価やNYダウ、ナスダック総合指数とも大幅続伸したことで、目先市場心理が改善、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。
 
米政府が中国の華為技術(ファーウェイ)の制裁に関して、一部取引の例外措置を延長すると決め、米中貿易摩擦への警戒が後退。ドイツや中国など各国の景気対策に対する期待も投資家心理を改善させ、電子部品や機械など景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
 
ただ、日経平均株価は取引開始直後に前日比100円強上昇した後は、景気先行きへの不透明感も根強く、高値圏で個人投資家など短期筋による利益確定を目的とした売りで上値の重さが目立った。
 
市場では、週末にかけて国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)や主要7カ国首脳会議(G7サミット)など重要イベントが控えるなか、東証1部の売買代金も低迷したままで、投資意欲の高まりは感じられない。「19日と市場環境に変わりがないなか、依然として市場参加者は少なく、株価指数の方向感は出づらい状況にある」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は7.62ポイント高の1501.95だった。JPX日経インデックス400も続伸した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7524億円、売買高は4億4451万株だった。値上がり銘柄数は1449、値下がり銘柄数576、変わらず119だった。
業種別株価指数(33業種)は、不動産業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品などが上昇し、下落は、ゴム製品、空運業、非鉄金属など。
 
個別では、東京エレクトロン、ファナック、京セラ、キーエンス、アドバンテストも高い。資生堂や花王のほか、KDDIやバンナムHDが買われた。Enishが大幅高、GameWith、ZOZO、レーザーテックも値を上げた。
 
半面、前日に大幅高となっていたユニファミマが下落した。ファストリやリクルート、アステラス、任天堂、ブリヂストン、JTが安い。ワイヤレスゲートが大幅安となり、イーレックス、アシックスなども売られた。

東証2部株価指数は反発した。前日比30.47ポイント高の6332.84ポイントだった。
出来高6362万株。値上がり銘柄数は213、値下がり銘柄数は153となった。
 
個別では、明豊ファシリティワークス、那須電機鉄工が年初来高値を更新した。インスペック、リミックスポイント、パルステック工業、宮入バルブ製作所、東海ソフトが買われた。
 
一方、ユタカフーズ、日本食品化工、ダイハツディーゼル、サンセイ、太平製作所など10銘柄が年初来安値を更新した。光陽社、カワセコンピュータサプライ、エヌリンクス、Abalance、大和自動車交通が売られた。
 
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