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続伸、先物主導で上値追い
東京株式(前引け)=続伸、先物主導で上値追い
6日午前の日経平均株価は続伸した。前週末比306円24銭(1.37%)高の2万2612円72銭で終えた。
前週末の米国市場が休場だったため海外投資家の取引が少なく「閑散に売りなし、という相場格言通りの展開になった」という。為替が円安気味だった上、米株先物が時間外取引で上昇したことも買いを後押ししたとみられる。
景気回復期待を背景に中国・上海株や香港株が上昇し、追い風となった。
 
日経平均は上値抵抗水準とみられていた25日移動平均(2万2451円、3日時点)を上回った。今週は日本株の主要な上場投資信託(ETF)の決算日が集中しており、分配金に絡んだ売りが出て軟調に推移するとの見方があった。「相場の下落を見越した売りがたまっていた」
といい、相場の上昇を受け買い戻しを迫られたようだ。
 
ドル円相場や米株先物を押し上げるような材料は見当たらない。海外勢不在の中で個人など短期筋が相場を押し上げているとすれば、後場に地合いが変わる可能性もある。別の市場関係者は「きょうはとりあえず、日経平均が大引けで25日移動平均を上回って終わることができるか見守りたい」と話していた。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8425億円、売買高は4億7473万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。東証1部の値上がり銘柄数は1798、値下がりは303銘柄、変わらずは65銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉄鋼、証券・商品先物取引業、空運業、繊維製品などが上昇率上位になった。下落は鉱業のみ。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが堅調で、東エレク、スクリン、レーザーテック、SUMCOなどが買われた。は上伸した。三菱UFJ、SBI、エムスリー、日本通信、JAL、日本製鉄、商船三井、東レ、ガンホーは値を上げた。任天堂がしっかりでトヨタ、日産自も上昇した。
半面、キーエンスが甘く、古河電池は反落。国際帝石、中外薬、塩野義、住友不は軟調だった。
 
東証2部株価指数は前週末比72.59ポイント高の6644.06ポイントと続伸した。
出来高1億2034万株。値上がり銘柄数は283、値下がり銘柄数は116となった。
 
個別では、コーアツ工業、アイケイがストップ高。川口化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。クレアホールディングス、ビットワングループ、野村マイクロ・サイエンス、明治機械、岡野バルブ製造など6銘柄は年初来高値を更新。イトーヨーギョー、東京衡機、富士通フロンテック、技研ホールディングスが買われた。
 
一方、フレンドリーが年初来安値を更新。東京コスモス電機、さくらケーシーエス、グリーンランドリゾート、Abalance、内海造船が売られた。

 
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