兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「混載」
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木曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。
NYダウは92ドル高と反発。
好調な雇用統計を受けて上昇し一時26200ドル台を回復した場面もあった。
ただ独立記念日の3連休控えから引け際に上昇幅を縮小した。
NASDAQは連日の史上最高値更新。
S&Pも4日続伸。雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比480万人増で着地。
1939年の統計開始以降で最多となった。
市場予想は300万人増だった。失業率も11.1%と5月の13.3%から改善。
一方で3月と4月を合わせた失業者数は2200万人。
「まだ一部の人しか再就職できていないのが実情」という声もある。
この先の焦点は第2四半期の決算。
S&P500採用銘柄は43.1%の減益見通しだ。
債券市場は短縮取引。
10年国債利回りは0.669%。
2年国債利回りは0.154%。
過去最高の雇用統計を受けてもドル円は107円台半ばと小動き。
雇用統計は市場だけが事前に騒ぐだけの指標になってしまった印象。
恐怖と欲望指数は49→50。
SKEW指数は146.34と上昇。
 
 
木曜の日経平均は寄り付き61円高、終値24円高の22145円。
コロナを警戒しての後場失速感。
「夜の雇用統計待ち」という解釈も聞かれた。
マザーズ指数は6日続落。
個別ではニトリが14日続伸。
日足は4日連続の陰線。
東証1部の売買代金は2兆2367億円。
値上がり753銘柄(前日274銘柄)。
値下がり1343銘柄(前日1849銘柄)。
新高値13銘柄(前日29銘柄)。
新安値15銘柄(前日10銘柄)。
騰落レシオは79.71(前日84.58)。
4日連続の2ケタ。
結果論では6月12日の150.78%がピークだった。
NTレシオは14.35倍。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(22434円)からは1.29%のマイナスかい離。
3日連続で上回れず。
右肩上がりの75日線は20365円。
右肩上がりの200日線(21872円)から1.25%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22212円)から0.30%のマイナスかい離。
25日線とデッドクロスして4日目を迎える。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.495%(前日▲14.696%)。
買い方▲11.017%(前日▲9.740%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.597%(前日▲20.347%)。
買い方▲18.470%(前日▲13.756%)。
売り方と買い方の損失が逆転した。
空売り比率は2.7%(4日連続40%超)。
空売り規制なしの比率は6.4%。
日経HVは27.0、日経VIは28.12。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.96倍(前日17.85倍)。
前期基準では17.41倍。
EPSは1233円(前日1239円)。
暫定PERは17.39倍。
計算上のEPSは1274円。
225のPBRは1.06倍。
BPSは20892円(前日21068円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.657%(前日5.60%)。
配当利回りは2.07%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.80倍。
前期基準では18.54倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.17倍。
ドル建て日経平均は206.05(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は14円安の2049円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1647円(前日1717円)。
東証1部の時価総額は589兆円(前日587兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比135円高の22315円。
高値22425円、安値22035円。
大証夜間取引終値は日中比130円高の22310円。
気学では「下寄り買い、上寄り売りの日」。
月曜は「よく高下する日。足取りについて駆け引きせよ」。
火曜は「押し目買いの日」。
水曜は「相場の分岐を司る重要日」。
木曜は「人気に逆行して動く日」。
金曜は「一方に偏傾して動く日。足取りにつくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが22809円。
逆にマイナス1σが22058円。
収束継続。
一目均衡の雲の上限は20677円。
33日連続で雲の上。
白く右肩上がりの勝手雲の上限は22357円で下限は22354円。
勝手雲を下抜けたのは3月26日以来。
勝手雲は8日に黒くねじれる気配。
RSIが47.94。
RCIが17.03。
週足陽線基準は21955円。
 
《今日のポイント7月3日》
 
(1)好調な雇用統計を受けNY株は堅調。
   ダウ輸送株指数は82ポイント高の9235ポイントと反発。
   SOX指数は1.35%上昇。
   VIX指数は27.68。
 
(2)新高値13銘柄(前日29銘柄)。
   新安値15銘柄(前日10銘柄)。
   逆転した。
   騰落レシオは79.71(前日84.58)。
   4日連続の2ケタ。
   結果論では6月12日の150.78%が目先のピークだった。
 
(3)マザーズ指数は6日続落。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.597%(前日▲20.347%)。
   買い方▲18.470%(前日▲13.756%)。
   売り方と買い方の損失が逆転。
 
(4)右肩上がりの25日線(22434円)から1.29%のマイナスかい離。
   4日連続で上回れず抵抗帯。
   右肩上がりの200日線(21872円)から1.25%のプラスかい離。
   一応サポート。
 
(5)一目均衡の雲の上限は20677円。
   33日連続で雲の上。
   白く右肩上がりの勝手雲の上限は22357円で下限は22354円。
   勝手雲を下抜けたのは3月26日以来。
   勝手雲は8日に黒くねじれる気配。
 
(7)シカゴ225先物終値は大証日中比135円高の22315円。
   高値22425円、安値22035円。
   大証夜間取引終値は日中比130円高の22310円。
   週足陽線基準は21955円。
 
今年の曜日別勝敗(7月2日まで)

月曜10勝13敗
火曜14勝10敗
水曜12勝12敗
木曜11勝15敗
金曜12勝12敗。
 
雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比480万人増。
1939年の統計開始以降で最多となった。
レストランやバーの営業再開の拡大が結構大きな要因だった。
失業率は11.1%と5月の13.3%から改善。
ただ今回の統計には、6月にカリフォルニアやフロリダ、テキサス州などで始まった新型コロナ感染者数急増の影響は含まれていない。
「6月は嵐の前の静けさかもしれない。
コロナ禍で職を失った人は何千万人にも達している。
そうした大勢の人を再雇用に導くほど労働市場の回復が進むかどうか定かでない」との見方だ。
コロナ禍で発生した「雇用されているが休職中」の人の扱いが依然かく乱要因。
こうした問題がない場合、6月の失業率は12.1%だったという。
トランプ大統領は「多岐にわたる分野で雇用増が見られ歴史的な数値だった。
経済は勢いよく回復している」とコメントした。
一方で週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は142万7000件。
前週から5万5000件減少した。
3月下旬の過去最悪の686万7000件からは減少。
ただ回復ペースは鈍い。
週間失業保険受給総数は、前週比5万9000件増の1929万件。
予想は1900万件だった。
5月初めの過去最高の2491万2000件からは改善。
5月の製造業新規受注は前月比8.0%増と前月の13.5%減から改善。
5月の米貿易赤字は前月比9.7%増の546億ドル。
輸出は2009年以降で最低水準。
米経済が第2・四半期に1930年代の大恐慌以降で最大の落ち込みになるとの見方だ。
輸出は4.4%減の1445億ドル。
09年11月以来の低水準。
モノの輸出は5.8%減の900億ドルと09年8月以来の低水準。
渡航規制が重しとなり、サービスの輸出は545億ドルと11年12月以来の低水準。
輸入は0.9%減の1991億ドルと10年7月以来の低水準。
モノの輸入は0.8%減の1660億ドルで10年9月以来の低水準。
好材料と悪材料の混載というのが現実。
 
木曜のNYダウは92ドル高の25827ドルと反発。
一時26200ドル台を回復した場面もあり引け際に上昇幅を縮小。
独立記念日の3連休控えの影響だろう。
NASDAQは53イント高の10207ポイントと4日続伸。
連日の史上最高値更新。
S&P500は14ポイント高の3130ポイントと4日続伸。
ダウ輸送株指数は82ポイント高の9235ポイントと反発。
SOX指数は1.35%上昇。
VIX指数は27.68。
3市場の売買高は100億3000万株(過去20日平均は132.4億株)。
225先物CME円建ては大証日中比135円高の22315円。
ドル建ては大証比日中比180円高の22360円。
ドル円は107.48円。
10年国債利回りは0.669%。
2年国債利回りは0.154%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)

 
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