買い意欲の盛り上がりを欠く展開か
買い意欲の盛り上がりを欠く展開か |
終値では5日線(21215円)を上回っており、テクニカル面のサポートも効いている。
複数の企業が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)との取引を事実上禁じる米政府方針を順守することが報じられ、米中関係の更なる悪化懸念から米国市場同様、ハイテク株を中心に売りが先行した。
日経平均は前場半ばには一時2万1160円43銭まで下げ幅を広げる局面もみられた。
その後、中国市場の切り返し等もあって、日経平均は下げ渋る格好となった。
明日(22日)の東京株式市場は、米中貿易摩擦の先行き懸念が持続するなかで、株価指数先物に左右されやすい全体相場は、買い意欲の盛り上がりを欠く状態となりそうだ。
ただ、米中貿易問題と比較的関わりの薄いとされる内需系の一部の銘柄に物色の矛先を向ける動きは活発化しそうだ。
明日は寄り前に4月貿易収支と3月機械受注が発表される。きょうはコマツや日立建機など機械株にしっかりした動きが見られており、これらの指標が押し目買いの材料になるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
21886.30 ボリンジャー:+1σ(26週)
21836.45 200日移動平均線
21755.33 25日移動平均線
21564.81 13週移動平均線
21557.19 均衡表転換線(週足)
21557.19 均衡表基準線(日足)
21426.25 75日移動平均線
21421.72 均衡表雲上限(日足)
21344.92 新値三本足陽転値
21314.87 ボリンジャー:-1σ(25日)
21272.45 ★日経平均株価21日終値
21200.19 ボリンジャー:-1σ(13週)
21190.70 26週移動平均線
21190.51 6日移動平均線
21167.77 均衡表転換線(日足)
21107.93 均衡表雲下限(日足)
20874.42 ボリンジャー:-2σ(25日)
20835.56 ボリンジャー:-2σ(13週)
20823.69 均衡表基準線(週足)
20495.09 ボリンジャー:-1σ(26週)
20470.94 ボリンジャー:-3σ(13週)
20433.97 ボリンジャー:-3σ(25日)
19799.49 ボリンジャー:-2σ(26週)
上向きの5日移動平均線を一時下回ったものの、終値ベースでは同線上をキープし、ローソク足は陽線を引いた。
一方、日足の一目均衡表では、日々線は雲中での小動きが続くなか、転換線が下降を続けたほか、遅行線は株価下に位置して弱気シグナル発生を続けており、売り手優位の形状に変化はなかった。
ボリンジャーバンドでは、-1σを一時超過するも、終値ベースでは同水準を下回る展開が3営業日続いており、上値での売り圧力の強さを再確認する格好となった。