マザーズ指数は3日ぶり反発、投資家心理が改善
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は3日ぶり反発、投資家心理が改善
|
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比3.52ポイント高い1117.62だった。
不動産大手の中国恒大集団が利払いの猶予期限が迫っていた米ドル債の利息を送金したと伝わり、日経平均株価が上昇に転じた。新興市場でも投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入った。前日まで下落していたこともあって自律反発を見込んだ買いも入り指数を下支えした。ただ、前日は日経平均以上に大幅な下落を強いられており、戻りの鈍い印象は拭えない。アスタリスクが再びストップ高を付けるなど賑わいを見せているが、物色は広がりを欠いている。
一方、前日の米長期金利の上昇を背景に成長株の一角に売りが出てマザーズ指数は下落する場面もあった。BASEやオキサイドは下落した。
値上がり銘柄数は181、値下がり銘柄数は194となった。
個別ではアスタリスクがストップ高。FRONTEO、グローバルウェイ、リボミック、ジモティー、アイドマ・ホールディングスなど7銘柄は年初来高値を更新。インバウンドテック、リベロ、ビザスク、サーキュレーション、ブレインズテクノロジーは値上がり率上位に買われた。
一方、ジェイフロンティア、海帆、ユーザベース、アクシス、日本情報クリエイトなど28銘柄が年初来安値を更新。ベビーカレンダー、ホープ、BASE、エコモット、ASJ下が売られた。