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3円高、小幅続伸。朝安後に先物主導で切り返す
東京株式(前引け)=3円高、小幅続伸。朝安後に先物主導で切り返す
20日午前の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比3円26銭高の2万1451円78銭で前場を終えた。
 
寄り付きは、これまでの連騰の反動で利益確定売り優勢で始まったが、前場後半になって為替が円安に振れたことなどを背景にプラス圏に切り返した。先物が上昇し、これに連動した裁定買いが全体相場押し上げに寄与した。ただ上値も重く、上げ幅はわずかにとどまっている。
4〜9月期の企業決算発表が本格化するのを前に「好業績が見込める銘柄への押し目買い意欲は強い」という。「米税制改革の審議が進む可能性が高まった」との見方から時間外取引で米長期金利が上昇し、円相場が1ドル=113円台に下落したのも日本株を買おうと考えていた投資家には安心材料となった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1984億円、売買高は7億8005万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は981、値下がりは915、変わらずは134銘柄だった。
 
個別では、米長期金利の上昇を背景にSOMPOやMS&ADなど保険株の一部が上昇した。住友鉱と信越化、ブリヂストンが買われ、そろって年初来高値を付けた。いすゞや花王、三菱ケミHDも高い。任天堂がしっかり、enishも値を飛ばした。神戸製鋼所は大商いで売り買いを交錯させたがプラス圏で着地した。
 
一方、国内向け車両の出荷停止を19日に発表した日産自が売られた。村田製やキリンHD、三菱UFJが下落した。
ダイフクも安い。豊和工業<6203>が大幅安、明治海運が利食われ、リンクアンドモチベーションも値を下げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比50.13ポイント安の6846.30ポイントと3日続落した。
値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は277となった。
 
個別では、昭和ホールディングス、マルヨシセンターが年初来安値を更新。小島鉄工所、杉村倉庫、DNAチップ研究所、ダイヤモンド電機、倉庫精練が売られた。
 
一方、カワセコンピュータサプライがストップ高。エスビー食品、相模ゴム工業、サンユウ、宮入バルブ製作所など8銘柄は年初来高値を更新。櫻島埠頭、光陽社、高砂鐵工、西芝電機が買われた。
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