【オープニングコメント】 買い先行後、上値を試す,15連騰と最長記録を更新か

23日の東京株式市場は、シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から買いが先行スタートだろう。
日経平均は14営業日続伸で1960年12月21日から1961年1月11日にかけての最長記録となる14連騰に並んだ。本日は15連騰と最長記録を更新することになりそうだ。
日経平均株価の予想レンは、2万1300円−2万1650円を想定する。
 
衆議院選挙は、自民党と公明党の与党で議員定数（465議席）の3分の2を超える議席を確保、政権の安定による政策実行への期待感が高まり、堅調な展開が見込まれるだろう。
ただ、強いトレンドではあるが、いったんは日柄調整が欲しいところであろう。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝113円台の後半と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比105円高の2万1555円。
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)　　
21555 ( +105 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)　
21580 ( +130 )
 (　)は大阪取引所終値比

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り800万株、買い940万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは３営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、精密、陸運、サービス、機械、自動車など。買いセクターに、電機、情報通信、サービス、機械、小売、その他製品、ＲＥＩＴなど。
 
 
【好材料銘柄】
■北の達人コーポレーション <2930>
11月5日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■テリロジー <3356>
ノジマ <7419> 子会社のアイ・ティー・エックスの法人向けICTサービス事業を買収。
 
■エムケー精工 <5906>
上期経常を一転4％増益に上方修正。
 
■ＳＥホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478>
上期最終を一転2.6倍増益に上方修正・13期ぶり最高益更新へ。
 
■ＵＵＵＭ <3990>
ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークスが20日付で関東財務局に提出した大量保有報告書によると、レオスの同社保有比率は5.05％となり、新たに5％を超えたことが判明。
 
■イントラスト <7191>
上期経常を21％上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
23（月）
9月全国百貨店売上高
《決算発表》
ＡＤワークス、さくら、高純度化、キヤノン電、キヤノンＭＪ、ナガワ、安川電、サンウッド、タカラレーベン
 
【海外】
米9月シカゴ連銀全米活動指数（21:30）
《米決算発表》
ハリバートン、キンバリー・クラーク、シーゲイト・テクノロジー、イリノイ・ツール・ワークス
休場:タイ、NZ


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。