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NYダウ5ドル高、米朝首脳会談など重要日程控え様子見ムード
【市況】NYダウ5ドル高、米朝首脳会談など重要日程控え様子見ムード
NYダウ5ドル高、米朝首脳会談など重要日程控え様子見ムード
 
11日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸した。前週末比5ドル78セント高の2万5322ドル31セントと3月上旬以来ほぼ3カ月ぶりの高値で終えた。
 
イタリア新政権のトリア経済・財務相がユーロ圏への残留を表明し、欧州株がほぼ全面高となり、米国株も買いが先行した。しかし、米朝首脳会談やFOMC結果を見極めたいとの思惑から上値は限られた。前週末のG7首脳会議では、貿易問題を巡る米国と他国の対立が明らかとなったが、株式相場への影響は限定的となった。
 
トランプ米大統領は9日のG7首脳会議閉幕後、首脳宣言を承認しないよう米代表団に指示。保護貿易主義的な姿勢を崩さない米国と他の6カ国の亀裂が際立つ異例の事態となったが、通商政策をめぐる対立は想定の範囲内と受け止められたことから、今のところ市場は過剰に反応していない。
 
ナスダック総合株価指数は続伸し、同14.414ポイント高の7659.925で終えた。
 
セクター別では、食品・飲料・タバコや運輸が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や商業・専門サービスが下落した。
 
個別では、靴小売のDSW(DSW)は決算内容が好感され、上昇した。
航空大手のサウスウエスト航空(LUV)は、経済紙「バロンズ」に株価上昇を予想する記事が掲載され、堅調推移。同業のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)やアメリカン航空(AAL)にも買いが広がった。
 
一方、カリフォルニア州での山火事に関する訴訟リスクが意識された電力のパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)が大きく下げた。このところ上昇が目立った外食のマクドナルドや医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が下げた。
半導体のインテル(INTC)は、一部アナリストが2019年に同社が厳しい競争に直面する可能性に言及し、売られた。
 
 
VIX指数は12.35と小幅上昇(前営業日12.18)。
12日の米朝首脳会談では、朝鮮戦争の終結合意に至る可能性など、楽観的な見方で、ダウ平均は一時先週末比86ドル高の25402ドルまで上昇した。
しかしながら、引けにかけて様子見ムードが強まり、上げ幅を縮小させた。VIX指数は一時12.69まで上昇した。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
25,322.31+5.78
S&P500種
2,782.00+2.97
ナスダック
7,659.925+14.414
 
米10年債利回り(%)
2.9516 +0.017
米2年債利回り(%)
2.5243 +0.028
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,303.20+0.50   
NY原油(ドル/バレル)
66.12+0.02
円・ドル
110.08 - 110.09+0.12

 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前週末比290円高の2万2920円で引け、同日の大取終値を130円上回った。欧州株高を受け、米株とともに買いが優勢になった。
12日の米朝首脳会談、13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え、取引に慎重な向きが多い。
この日の6月物高値は2万2940円、安値は2万2565円。
 
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
22920 ( +130 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
22960 ( +170 )
( )は大阪取引所終値比
 


【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7737.43(+56.36)
FTSE100種総合株価指数は、前週末8日の終値に比べ56.36ポイント高の7737.43で引けた。
イタリアがユーロ圏から離脱するかもしれないとの観測が後退したことに伴う欧州株高に連れ高となり、株価は3営業日ぶりに上昇した。
為替相場でポンド安が進み、ポンド安の恩恵を受けるとされる多国籍企業の割合が多いFTSE100種には買いが入りやすかった。構成銘柄の約8割が上昇した。
 
海外で収益を得る多国籍企業の石油株、たばこ株、鉱業株が軒並み上昇した。いずれも時価総額が大きい大型株であり、指数の上げに貢献した。
朝方発表になった4月の英鉱工業生産指数が市場予想に反してマイナスとなったことを受けて対ドルなどでポンド売りが進み、ポンド安による収益改善を見込んだ買いが入った。
 
個別銘柄では、ロシアの鉄鋼大手エブラズは7%超高で引けた。上げ幅は一時9%を上回った。
事業拡大の期待からアラブ首長国連邦(UAE)でプライベート医療サービスを展開する総合ヘルスケアのNMCヘルスも高かった。サウジアラビアで新たな健康関連事業を立ち上げるため、投資ファンドと提携したと発表した。英長期金利の上昇を背景にスタンダードチャータード銀行をはじめ銀行株は買いが先行した。
 
半面、建築資材のファーガソン(旧ウルズリー)をはじめ、建設関連株が売られた。金融・保険大手オールド・ミューチュアルは1.9%安とふるわなかった。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12842.91(+76.36)
ドイツ株式指数(DAX)は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日8日と比べて76.36ポイント高の12842.91だった。
イタリアのトリア経済・財務相が週末の現地紙インタビューで単一通貨ユーロからの離脱を否定するコメントをしたことを受けて投資家心理が改善し、欧州株は全面高となった。
 
個別では、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたコメルツ銀行が大幅に上昇した。ドイツ銀行も上昇した。ドイツテレコムの上げも目立った。
一方で、関税をめぐる先行き不透明感などが重荷となり自動車株が売られた。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5473.91(+23.69)