【市況】東京株式（寄り付き）＝続伸スタート、米ハイテク株高受け

【寄り付き概況】



3日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比52円98銭高の2万7455円03銭。

前日の米株式市場は、NYダウは39ドル安と3日ぶりに反落したが、ナスダック指数は3％高と急伸。ハイテク株買いの勢いが強まった。この流れのなか、東京株式市場で日経平均株価は上昇してスタートした。ただ、米国で取引終了後に発表されたアップルなどの決算が冴えなかったことを警戒する動きもあり上値は抑えられている。

主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数（SOX）は大幅高となった。日経平均への寄与度が大きい値がさのハイテク株が堅調に推移し、指数を押し上げている。そのほか、証券や医薬品も高い。

東証株価指数（TOPIX）は前日終値を挟み小動きとなっている。

寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がりは精密機器、電気機器、海運など。値下がり上位に保険、鉱業、石油、銀行など。

個別では、前日に2023年3月期の連結純利益の予想を上方修正したソニーGが大幅高。ファストリ、TDK、村田製、中外薬、商船三井なども高い。
半面、三井物、パナHD、丸紅は下落している。