兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「信じないから・・・」
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NY株式市場は続落。
鉄道輸送大手CSXの冴えない決算を悪材料視。
第2四半期決算は利益が予想を下回り、通年売上高見通しを下方修正。
貿易摩擦が影響し上期のトラック・鉄道の貨物輸送量が減少したことが背景。
同社株は10.3%下落。
1日としては2008年以来の大幅な下げとなった。
「米中貿易摩擦が米企業業績に悪影響を及ぼすとの懸念が高まった」との解釈だ。
ユニオン・パシフィックも6.1%安。
BNSF鉄道を傘下に持つバークシャー・ハザウェイも下落。
ダウ輸送株指数の3%近い下落の背景となった。
地区連銀経済報告(ベージュブック)では「通商問題が輸送企業や製造業への重しとなっている」との指摘も見られた。
ただ「米経済が過去数週間、引き続き緩やかに拡大。
貿易摩擦による影響にかかわらず全般的な見通しはおおむね明るい」という認識だ。
ネットフリックスは時間外取引で約11%急落。
第2四半期の世界の有料契約者数が市場予想を下回る増加にとどまったことが悪材料。
一方バンク・オブ・アメリカは0.7%高。
第2四半期決算は個人向け金融部門が好調で利益が市場予想を上回った。
低金利環境の継続が見込まれる中、通年の純金利収入見通しを下方修正したが見えないフリ。
主要3指数揃って安値水準での引けとなった。
ただ主要3指数はプラスからのスタートだった。
住宅着工件数が年率換算で前月比0.9%減と2カ月連続で落ち込んだ。
一戸建て住宅が持ち直す一方で集合住宅が急減。
住宅着工許可件数は6.1%減少し2年超ぶりの低水準。
10年国債利回りは2.04%水準と前日の2.12%水準から低下。
今月の利下げ確率は0.25%利下げが65%、0.5%利下げは35%。
IMFが年次の「対外部門の安定性に関する報告書」を公表。
「ドルについて短期のファンダメンタルズに基づき6─12%過大評価」とのコメントからドルは全面安。
ドル円は107円台後半。
VIX指数は13.97。
恐怖と欲張り指数は55→46に低下。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き61円安、大引け66円安。
微妙に日足陰線で続落。
3日連続の日足陰線。
残念ながら「満月、株高の日」とはならなかった。
「手掛かり材料が欠乏」というのが正当な解釈だろう。
「21400円近辺にテクニカルの節目が集中。
これらが一定のサポートになった」という見方もある。
東証一部の売買代金は1兆8421億円。
11日連続で2兆円割れと商いは低調だ。
値上がり672銘柄、値下がり1399銘柄。
新高値40銘柄、新安値45銘柄と逆転。
騰落レシオは92.97に低下。
ドルベースの日経平均株価は3日続落で198.48と200ポイント割れ。
NTレシオは13.70倍。
25日線からは0.3%のプラスかい離。
200日線からは0.5%のマイナスかい離。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.291%。
買い方▲10.724%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.311%。
買い方▲13.715%。
空売り比率は43.5%で87日連続の40%超。
7月12日時点の信用売残は36億円減の9514億円。
同信用買い残は594億円増の2兆1707億円。
日経HVは12.7、日経VIは13.43。
REIT指数は6日続伸で2018ポイント。
日経も材料薄からかREITの記事が目立つようになってきた。
日経平均採用銘柄のPERは12.03倍でEPSは1784円。
21400円を割れるとPERは11倍台になる計算だ。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比90円安の21330円。
高値21465円、安値21330円。
間もなくゴールデンクロスかと思われた25日線(21405円)は足踏み。
75日線(21443円)は遠くなった。
5日線(21575円)も遠い。
25日線割れとなると6月18日以来。
13週線が21400円、26週線は21295円だ。
ボリンジャーのマイナス1σが21162円。
先週までサポートだったプラス1σが21649円。
昨日と逆でダウ輸送株指数の大幅下落とSOX指数の反発との綱引きの木曜日。
一目均衡の雲が8月19日に白くねじれているのが先行きの救いになろうか。
勝手雲の上限が21535円で下限が21354円。
こちらは紙芝居チックには6月13日以来の雲の中。
気学では「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引き」。
金曜は「後場高の日。押し目買い方針で進め」。
4週連続高に土が付きそうな気配の木曜日。
 
株が上がることを信じない経済紙という感じだろうか。
見出しを見れば「個人どこへ?閑散相場」。
4−6月の個人売買代金は49.8兆円。
前年同期比23%の減少。
12年10ー12月の31.2兆円を下回ってきた。
安倍首相の言葉を借りれば「あの悪夢の時代」以来ということになる。
しかもMMFの残高も11兆円で増えていない。
背景はここ数年の大型IPOの不振との解釈、
日本郵政、メルカリ、SBと公開価格を下回っているのが現実。
これは確かに大きい。
一方でNISAなどでの「ほったらかし投資家」の増加。
「日銀のETF買いが邪魔」なんて天に唾するような業者の声は言語道断。
まともな投資家さんが増えてきたことを喜ぶべきで、業者は其の中で生き延びる道を考えるべき局面だろう。
付加価値を見つけず、護送船団のような人真似でお茶を濁してきたツケがきただけのこと。
自ら付加価値を放棄してきたのだから「スター銘柄不在」も「IPO株低迷」も理由にはならない。
「気になる信託銀の先物売り」なんて免罪符も必要かもしれないがそれより必要なものは多い。
もっとも真摯に相場と世界動向と政策を見直すべきだろう。
NY株と連動するなんて安易な相場観から脱却すれば相場は決して暗くはない。
 
NYダウは115ドル安の27219ドルと続落。
NASDAQは37ポイント安の8185ポイント。
S&P500は19ポイント安の2984ポイント。
ダウ輸送株指数は387ポイント安の10406ポイント。
3%超の強烈な下落となった。
SOX指数は0.28%上昇。
こちらは反発。
VIX指数は13.97。
3市場の売買高は61億株。
225先物CME円建ては大証日中比90円安の21330円。
ドル建ては大証比90ポイント安の21330ポイント。
大証夜間取引終値は日中比20円安の21480円。
ドル円は107.94円。
10年国債利回りは2.043%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
★デルタフライ(4598)
 
デルタフライファーマに注目する。
同社は創薬ベンチャー。
既存の抗がん物質を組み合わせて安全性と有効性を高めた抗がん剤を開発 
米国白血病薬は再発のほか初発での2剤併用治験検討中。
固形がん薬の米国治験1相開始。
膵がん薬は胃がん適応追加。
株価リバウンドに期待。
 

(兜町カタリスト櫻井)
 
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