兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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堅調な展開か
【オープニングコメント】
堅調な展開か
7日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万8500円−1万9000円。
6日のNYダウ工業株30種平均が急反発し、前週末比1627ドル高の2万2679ドルで終えた。米欧で新型コロナウイルスによる死者数の伸び鈍化が見られ、感染拡大と景気落ち込みへの警戒感が和らいだ。
きのうの米株先物の動きで東京株式市場では既に織り込んでいる。ただ、欧州株も軒並み大幅高となっているほか、ドル円も円安方向に振れており、リスクオフムードが相当和らいでいる。景気敏感株を中心に買いが先行しそうだ。
 
また、安倍晋三首相は6日、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の都府県に対し、きょう7日に改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令すると発表した。同時に、事業規模108兆円の経済対策を実施することも明らかにした。景気のテコ入れへの期待感から、しっかりした動きとなりそう。
日経平均株価は節目の1万9000円を回復するとの見方が出ている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日大阪取引所終値比350円高の1万8920円だった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(6日終値は109円17−19銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の後半(同118円09−13銭)と円高方向に振れている。
 
注目はニトリHDだろう。6日、2021年2月期の連結純利益が前期比6%増の757億円になるとの予想を発表した。新型コロナの影響下でも増収増益維持の見通しを好感し、買いが先行しそうだ。
 
国内では厚労省が2月の毎月勤労統計速報値、総務省が2月の家計調査、内閣府は2月の景気動向指数速報値を公表する。スギHD(7649)が20年2月期決算を発表する。海外では韓国サムスン電子が1〜3月期決算を発表する。

 
【好材料銘柄】
 
■プレサンスコーポレーション<3254>
オープンハウス <3288> と資本業務提携。オープンHは議決権ベース33%のプレサンス株式を取得し、同社を持ち分法適用関連会社化する。
 
■フーバーブレイン<3927>
ネットワークとセキュリティをクラウド統合した世界初のSASEプラットフォーム「Cato Cloud」を提供開始。新型コロナウイルス対応やテレワーク推進を支援。
 
■PKSHA Technology<3993>
東京海上ホールディングス <8766> と資本業務提携に向けて基本合意。
 
■東海ソフト<4430>
6-2月期(3Q累計)経常が34%増益で着地。また、東証及び名証1部指定記念株主優待を実施。20年5月末時点で100株以上を保有する株主に対し、一律クオカード1000円分を贈呈する。
 
■ポート<7047>
新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け、高血圧診療を中心に初診から始めることができるオンライン診療を提供する環境の準備が完了。
 
■トーセイ<8923>
12-2月期(1Q)税引き前は79%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.5%にあたる70万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■パシフィックネット<3021>
テレワークや遠隔授業に利用可能なリユースPCを積極確保し、販売を強化する。
 
■クリエイトSDホールディングス<3148>
6-2月期(3Q累計)経常が17%増益で着地・12-2月期も38%増益。
 
■ニトリホールディングス<9843>
今期経常は3%増で34期連続最高益、7円増配へ。
 
■セリア<2782>
3月既存店売上高は前年同月比1.7%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
7(火)
【国内】
2月毎月勤労統計(8:30)
2月家計調査(8:30)
2月景気動向指数(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
スギHD、マニー、サンエー、ディップ、リソー教育、KG情報、Fブラザース、シリコンスタシオ、京進、放電精密、中北製、ダイコー通、三光合成、インテリックス
 
【海外】
米2月消費者信用残高(4/8 4:00)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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