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「数字」
「数字」

NY株式は大幅続伸。
NYダウは200ドル超上昇。
NASDAQは2%超の上昇となった。
背景は前日引け後に決算を発表したネットフリックスの急伸。
医療保険のユナイテッド・ヘルスも大幅高となり企業決算への期待感が高まった。
S&P500採用銘柄の2018年第1四半期は前年同期比18.6%の増益見通し。
7年ぶりの大幅増益予想だ。
「情緒から数字への流れ」となってこようか。
3月の住宅着工件数は年率換算で前月比1.9%増の131.9万戸と市場予想を上回った。
鉱工業生産は0.5%増加。
市場予想の0.4%を上回った。
予想を上回った経済指標を刹那的好材料にした構図も見え隠れする。
長短国債の利回り差は約10年ぶりの水準に縮小。
急激な景気低迷リスク低下と見られている。
「シリア空爆は通過しただけで材料とならなかった」という見方だ。
ドルは堅調展開。
トランプ大統領は前日「米国が利上げを継続する中、ロシアと中国は通貨切り下げゲームに興じている。
これは容認できない!」とツイート。
ただ、ムニューシン米財務長官が「通貨切り下げを巡る両国に対する警告だった」と釈明。
ドル円は107円水準で推移した。
IMFが最新の世界経済見通しを発表。
米成長率見通しは今年が2.9%、来年は2.7%。
1月時点の予想からいずれも0.2%ポイント引き上げられた。
 
 
小動きながら3日続伸となった火曜日。
ただ値上がり517銘柄、値下がり1487銘柄と売り優勢の展開。
新高値35銘柄(前日34)、新安値89銘柄(前日50銘柄)というのも弱さの象徴だろう。
「TOPIXは安く、東証1部上場銘柄の7割以上が下落。
実際はポジションを軽くして日米首脳会談の結果を待つという構図」という見方だ。
3日続伸ながらSQ値(21853円)に対しては3敗。
25日線(21500円)からは1.6%のプラスかい離。
200日線(21426円)からは2.0%のプラスかい離。
騰落レシオは96.85%と低下。
マザーズ指数は5ヶ月ぶりの安値水準。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.75%。
買い方▲17.62%。
相変わらず新興市場の買い方は苦しい。
東証2部指数は年初来安値を更新した。
空売り比率は40.7%と2日連続40%超。
4月13日時点の信用買残は415億円減の3兆5503億円。
信用売り残は120億円増の7724億円。
日経VIは16.88%まで低下した。
日経平均採用銘柄のEPSは1705.51円。
3月13日の1705.60円にあと一歩まで迫った。
PERは12.81倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の21885円。
高値は21945円だった。
一目均衡の雲の下限は21967円。
ボリンジャーのプラス1σ21831円はクリア。
プラス2σ22162円が限界。
3月13日以来、今年2回目の4日続伸に期待というところ。
課題は日米首脳会談だが、やはり通過するだけと見たい。
次は週末のG20を話題にするのだろう。
 
国際通貨基金(IMF)は最新の世界経済見通しを公表。
コメントは「米中の通商制限拡大に伴い、堅調な世界成長が阻害される恐れがある。
ただ、衝突を瀬戸際で回避する時間は残っている」。
世界の成長見通しは今年、来年とも3.9%に据え置いた。
米成長率見通しは今年が2.9%、来年は2.7%。
1月時点の予想からいずれも0.2%ポイント引き上げた。
日本や中国、インド、ロシア、メキシコの見通しは据え置いた。
カナダや中東、北アフリカ諸国のほか複数の低所得途上国の見通しはやや引き下げ。
途上国経済の1人当たり所得増見通しは今後5年間、困難に直面するとしている。
一方、ドイツの2018年の成長率を1月の予測時点から0.2%ポイント引き上げ2.5%増。
19年は2.0%増(暦年調整後)の見込み。
 
日経1面では「純利益世界で3割増」の見出し。
2017年度の純利益合計は4兆ドル(約420兆円)。
3年ぶりに過去最高を更新の見通しだ。
増加率は29%で7年ぶりの大きさ。
背景は「先進国のIT関連技術革新が収穫期、新興国は資源高が業績押上」との解釈。
地域別ではトップ20社のうち米国12社、中国5社。
因みにトップはアップルの484億ドル。
2位はブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英)の483億ドル。
3位はバークシャー・ハザウェイの449億ドル。
4位は中国商工銀行の417億ドル。
5位はサムスン電子の366億ドル。
日本企業はトヨタの220億ドルが最高だ。
因みに17年度の配当総額は約1.6兆ドル(170兆円)。
主要企業の設備投資額は1.7兆ドル(180兆円)。
 
 
NYダウは213ドル高の24786ドルと続伸。
NASDAQは124ポイント高の7281ポイント。
S&P500は28ポイント高の2706ポイント。
ダウ輸送株指数は17ポイント安の10592ポイント。
3市場の売買高は61.5億株と低調。
CME円建ては大証比55円高の21885円。
ドル建ては大証比75ポイント高の21905ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比100円高の21930円。
ドル円は107.00円。
10年国債利回りは2.814%。
 
◇━━━ カタリスト ━━━◇
 
ソレイジア(4597)・・・動兆。
 
ソレイジア・ファーマに注目する。
同社はがん領域が主眼の創薬ベンチャー。
候補物質の開発権導入による臨床開発が主体のファブレス企業。
抗がん剤副作用による口腔内疼痛緩和材が上期中に国内販売開始予定。
継続前提に重要事象。 
リバウンド期待。
 

(兜町カタリスト櫻井)
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