軟調な展開か。
【オープニングコメント】 軟調な展開か。 |
17日の日経平均株価は軟調な展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジ:2万3500円−2万3800円。
前週末のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前の日に比べ25ドル安の2万9398ドルで終えた。17日の米市場はプレジデントデーの祝日で、3連休を前に利益確定売りが出た。米株式相場が下落し、株価指数先物を中心に海外ヘッジファンドの売りが先行するだろう。
日本国内でも新型肺炎患者数の増加が続き、政府の専門家会議は16日、「国内発生の早期にある」との見方を示している。患者数の拡大による経済全般への影響が警戒されるなか、手控えムードが広がりそうだ。
前週に割り込まなかった2万3600円を下回ると、持ち高調整目的の売りが優勢になり下げが加速する可能性がある。日経平均は前週末を200円程度下回る2万3500円近辺まで下値余地があるだろう。
14日のシカゴ日経平均先物3月物の清算値は2万3535円と、同日の大取清算値を95円下回った。チャート分析では25日移動平均(2万3654円)が目先の下値支持水準とみる市場参加者が多い。同水準に近づくと個人を中心に相場の流れに逆らう「逆張り」で買いが入る可能性はあるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末14日終値は、109円78−79銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の後半(同119円00−04銭)とやや円高方向に振れている。
「中国の劉昆財政相は16日、減税や不必要な政府支出の削減といった措置を今年、一層確実に実施していくと表明した」と米ブルームバーグ通信が報じた。中国が景気下支えに動くとの期待で17日の中国・上海総合指数が上昇すれば、日本株の下値を支える可能性はある。
【好材料銘柄】
■アウトソーシング <2427>
今期税引き前は42%増で7期連続最高益、3円増配へ。
■オールアバウト <2454>
子会社オールアバウトライフマーケティングがNTTドコモ <9437> が運営する総合通販サイト「dショッピング」を協力して企画・運営することで基本合意。
■SREホールディングス <2980>
今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■アプライド <3020>
4-12月期(3Q累計)経常が43%増益で着地・10-12月期も49%増益。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期は4.1倍増益。
■オープンハウス <3288>
10-12月期(1Q)経常は72%増益で着地。
■コスモ・バイオ <3386>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は4%増益、4円増配へ。
■ビーロット <3452>
今期経常は19%増で9期連続最高益更新へ。SBI証券と不動産クラウドファンディングなどで業務提携。
■ロードスターキャピタル <3482>
今期経常は14%増で8期連続最高益、前期配当を0.5円増額・今期は1.5円増配へ。
■フライトホールディングス <3753>
4-12月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■ディー・ディー・エス <3782>
今期経常は黒字浮上で15期ぶり最高益更新へ。
■ナレッジスイート <3999>
10-12月期(1Q)税引き前は2.4倍増益・通期計画を超過。
■ギフティ <4449>
今期経常は99%増で4期連続最高益更新へ。
■メドレー <4480>
今期最終は黒字浮上で3期ぶり最高益更新へ。
■ベース <4481>
今期経常は23%増で3期連続最高益、前期配当を20円増額・今期は20円増配へ。
■フリークアウト・ホールディングス <6094>
10-12月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■global bridge HOLDINGS <6557>
今期経常は290倍増で3期ぶり最高益更新へ。
■スルガ銀行 <8358>
今期経常を33%上方修正。
■アイ・エス・ビー <9702>
今期経常は4%増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は12円増配へ。
■FIG <4392>
今期経常は6.7倍増益へ。
■Amazia <4424>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
17(月)
10-12月期GDP速報値(8:50)
1月首都圏マンション発売(13:00)
《決算発表》
ブリヂストン、洋インキHD、清和中央、フィスコ
【海外】
休場:米(ワシントン誕生記念日)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。