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日経平均株価は前場終値比で強含む
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で強含む
【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比82円24銭高の2万1332円33銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、1.37ポイント高の1555.62で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに堅調で推移している。上海市場の下げ幅が縮小したため、先物に買いが入った。
 
外国為替市場では、1ドル=110円20銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、武田、資生堂が値を上げ、キヤノン、トヨタは堅調。三菱UFJ、三井住友がしっかりで、NTT、ソフトバンク、天堂、ファーストリテも買われている。
 
半面、村田製、安川電、ソニーが売られ、キーエンス、東エレク、SUMCOは値を下げた。JFE、東京鉄、冶金工は軟調で、ワールド、帝人、グンゼが小甘い。フジクラ、古河電、東邦鉛はさえない。
 
1-3月期GDP速報値の2四半期連続のプラス成長はサプライズであった。
これにより寄り付き直後には2万1400円を回復する局面もみられたが、米中関係悪化によって中国関連は手掛けづらく、さらに米国による華為技術(ファーウェイ)排除の動きからハイテク株についても方向感を掴みづらくさせているため、買い一巡後のこう着は想定内といったところであろう。
 
テクニカル面でも日経平均は連日の上ヒゲ形成で75日線や一目均衡表の雲上限が抵抗として機能しており、同水準が上値抵抗線として意識されている。

米中関係については、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは解決することは考えづらい。そのため、何らかの進展がみられないと、G20通過までは抵抗線突破は厳しいとの見方にもつながりそうである。
 
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