兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「風向きは変わってきた」
「風向きは変わってきた」
NY株式市場で主要株価3指数は下落。
低調な決算だったタバコのフィリップ・モリスが急落。
台湾の半導体受託製造世界最大手TSMCが今年のスマホ需要が軟調という見通しを示した。
これを背景にアップルや半導体セクターが下落。
一方金利の上昇を背景に金融セクターは上昇した。
市場では「券市場の動向にかなり左右された」との声。
「債券利回りが高いと消費財や不動産などのディフェンシブ銘柄よりも債券投資が優先。
一方で利回りが上昇すると銀行株には支援材料」という教科書通りの展開だ。
9日連続で縮小していた長短利回り格差は拡大。
10年債利回りは2.9%台に上昇した。
2年債利回りは2008年以来の水準。
ドル円は107円台前半。
 
 
木曜の日経平均は伸び悩んだものの今年初の5日続伸。
昨年10月の16連騰以来の続伸だ。
上昇幅は一時200円を超えた場面もあったが後場は上昇幅を縮小。
「前日に22000円を回復。
心理的な節目の75日線(22227円)を上回り、戻り待ちの売りが入った」との解釈だ。
ボリンジャーのプラス2σで連日頭を押さえられた格好でもある。
2月27日の高値22502円が視野に入ってきたと言えよう。
SQ値に対しては2勝3敗と戻してきた。
4月2週の投資部門別売買動向では、外国人投資家が3週連続の買い越し。
1月2週からの売り越し幅が3兆円を超していた。
合計2400億円程度の買い越しとはいえ風向きは変わってきた。
25日線からは3.1%のプラスかい離。
騰落レシオは101.59%。
サイコロは9勝3敗で75%だ。
空売り比率は39.9%と2日連続の40%割れ。
シカゴ225先物終値は大証日中比90円安の22140円。
6日続伸となれば相場は相当強い。
日銀は11日連続でETF買いを見送り。
昨年9月以来の静けさだ。
 
スケジュールを見てみると・・・
 
20日(金):消費者物価、コンビニ売上高、任天堂「ラボ」発売、G20財務相中央銀行総裁会議(ワシントン)
週末:安倍首相主催の桜を見る会
23日(月):米中古住宅販売件数、シカゴ連銀全米活動指数
24日(火):企業向けサービス価格指数、米新築住宅販売件数、CB消費者信頼感、独IFO景況感
25日(水):全産業活動指数、ASEAN首脳会議、北京モーターショー、北朝鮮軍創建記念日
26日(木):日銀金融政策決定会合、米耐久財受注、ECB定例理事会
27日(金):日銀総裁会見、展望レポート、失業率・有効求人倍率、鉱工業生産、米GDP、英GDP、南北首脳会談、米独首脳会談
 
 
NYダウは83ドル安の24664ドルと続落。
NASDAQは57ポイント安の7238ポイントと反落。
S&P500は15ポイント安の2693ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は98ポイント安の10671ポイント。
3市場の売買高は65.2億株と。
CME円建ては大証比60円安の22140円。
ドル建ては大証比40ポイント安の22160ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比80円安の22120円。
ドル円は107.36円。
10年国債利回りは2.914%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆。
 
ワイヤレスゲートに注目する。
同社は他社インフラ借りて公衆無線LAN、WiMAXサービス展開。
市場の目はWi−Fiに向いているが期待は高速大容量のIoTプラットフォーム手掛けるLTE−X。
第2ステージに期待だ。

(兜町カタリスト櫻井)
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