【オープニングコメント】 反落で３万円大台割れか

 
21日の日経平均株価は反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9600円−3万円を想定。
米国株は17日、20日と連日の下落。特に20日は中国不動産大手の恒大集団のデフォルトリスクも意識される中で1000ドル近く下げる場面もあり、終値でも614ドル安の33970ドルと大幅安となった。現地20日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所清算値比845円安の2万9505円と急落。
朝方は、同清算値にサヤ寄せするスタートとなろう。初動から3万円割れの展開も想定される。売り一巡後は、21日の香港や上海市場の動きをみたいとして、手控えムードが広がりそう。
海外市場の影響を受けづらいとみられる、内需系の中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝109円台の半ば（前週末17日は109円94−95銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝128円台の前半（同129円42−46銭）と円高方向に振れている。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ダイセキ環境ソリューション <1712>
今期経常を40％上方修正、配当も2円増額。
 
■アグレ都市デザイン <3467>
上期経常を2.9倍上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額、配当も9円増額。
 
■高圧ガス工業 <4097>
上期経常を23％上方修正。
 
■イソライト工業 <5358>
今期経常を28％上方修正。
 
■大紀アルミニウム工業所 <5702>
今期配当を14円増額修正。
 
■日本エマージェンシーアシスタンス <6063>
非開示だった今期売上は90％増収で2期ぶり最高更新へ。厚生労働省から受託している「入国者等健康フォローアップセンター業務」の契約金額が増額変更。
 
■旭ダイヤモンド工業 <6140>
上期経常を3.3倍上方修正、配当も4円増額。
 
■京三製作所 <6742>
上期最終を一転黒字に上方修正・22期ぶり最高益、通期も増額。
 
■日本タングステン <6998>
上期経常を54％上方修正。
 
■UEX <9888>
今期経常を42％上方修正。
 
■中小企業ホールディングス <1757>
子会社クレア建設が業務提携先の邦徳建設から解体工事の大口受注を獲得。受注金額は約1.3億円、22年5月に売上計上予定。
 
■ラサ商事 <3023>
上期経常を29％上方修正。
 
■ADEKA <4401>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.3％にあたる32万3000株(金額で8億6564万円)を上限に、9月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■マルマエ <6264>
8月受注残高は前年同月比2.3倍の18億円。
 
■水戸証券 <8622>
未定だった上期配当は2円増配。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
21（火）
【国内】
日銀金融政策決定会合（〜9/22）
《決算発表》
ツルハＨＤ、アークランド
 
【海外】
FOMC（〜9/22）
米4-6月期経常収支（21:30）
米8月住宅着工件数（21:30）
米20年国債入札
休場：上海（中秋節）
《米決算発表》
フェデックス、アドビ
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。