兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
この指とまれで誤解と錯覚
「この指とまれで誤解と錯覚」
NY株式は再度の大幅下落。
NYダウは100ドル超。
NASDAQが200ポイント超。
S&P500が100ポイント超の下落となった。
NYダウは史上最高値(26.616.71)から10.4%。
NASDAQは同(7505.77)から9.7%の下落、
S&P500は同(2872.87)から10.2%の下落。
引けにかけて下落幅を拡大する傾向にあるのが特徴。
8日終値段階でS&P500は3.8%、NYダウはは4.2%の下落となった。
「10%以上の下落は調整局面入り」との声も聞こえる。
S&P500種の調整局面入りが前回確認されたのは2016年1月。
原油安を巡る懸念を背景に13.3%下落していた。
昨日は市場関係者が節目とみていた6日の日中安値(2593)を割り込み年初来では約3.5%安。
「株式は1月第1週から第3週にかけて大幅上昇。
投資家は過度の楽観ムードにあった。
流動性が問題視されていた市場は外部のあらゆるショックに影響を受けやすい状態。
そのショックが金利上昇だった」とは後講釈だ。
単純に言えば「国債増発による金利上昇懸念」ということになる。
もっとも「10%の株価調整は長年経験してこなかった」は歴然たる現実。
減税と歳出拡大で米国債務は拡大。
インフラ投資等で経済成長は上向きGDPは増加。
同時にFRBが金利を引き上げていく可能性は大きい。
そして世界各国中銀は金融緩和という刺激策が引き潮ムード。
「債券が市場に供給されれば、これらの供給すべてを吸収するに十分な需要はないのではないかとの懸念は大きい」との解釈だ。
国債利回りは上昇。
10年債は一時2.88%に迫った。
「債券と株式に循環的な相互作用が見られる。
金利が上昇すると株安。
株安になると金利が低下。
金利の上昇がどの時点で経済成長の鈍化に波及するのか見極めようとしている」との見方。
切迫感のないコメントだ。
株式・債券市場が再び荒れ模様となるドルは上げ幅を縮小する展開。
「ドルの失速は弱気相場に入っているという見方の傍証」という声もある。
VIX(恐怖)指数は33.46まで上昇。
VXV(3ヶ月先の変動率)は28.13だ。
スキュー指数が130.92まで下がっているのはすこしだけ明るい材料。

245円上昇して一応下げ止まった木曜の日経平均。
200円の動きでも「わずか」という表現になるのだからボラの上昇感は大きかった。
日経平均VIも28.07(前日30.97)まで低下。
東証1部の売買代金が3兆5400億円(前日4兆5200億円)まで低下。
「売り圧力の一巡」という声も聞こえた。
日足は5日ぶりに陽線になった。
26週線(21836円〉を上回ったことで罫線の悪化に歯止めはかかった格好。
52週線は20703円だ。
しかし東証1部の新安値銘柄43に対し、新高値銘柄21と逆転状況継続。
病はまだ治っていないという感じだ。
1月第5週の海外投資家は4週連続で売り越し。
売越額は3525億円。前週は3560億円の売り越し。
個人投資家は2週連続の買い越し。買越額は2733億円。
2017年3月第4週の3266億円買い越し以来の高水準。
信託銀行は3週連続で買い越し。買越額は1787億円。
先物は海外投資家は2週連続で売り越し。
売越額は7950億円。
2015年12月第2週の1兆1068億円の売り越し以来の大きさだった。
現物株と合わせた売越額は1兆1476億円。
証券会社の自己売買部門2週連続の買い越し。
買越額は6718億円。
25日線(23404円)からはマイナス6.47%乖離。
75日線は22795円で依然右肩上がり。
200日線(20988円)は間近に迫っている。
騰落レシオは91.68%。
サイコロは3勝9敗で25.0%。
松井証券信用評価損率速報で売り方▲15.276%。
買い方▲7.592%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.00%(前日▲2.9%)。
買い方▲11.1%(前日▲14.78%)。
Quick調査の2月2日時点の信用評価損率は▲4.77%と3週ぶりに悪化していた。
空売り比率は45.7%(前日40.9%)。
昨年4月6日と9月5日の45.2%を上抜けてきた。
株価上昇で空売り比率の上昇は良くない傾向だ。
2016年6月9日のバッケンレコード47.0%も間近。
11日連続で40%を上回ったのは昨年8月以来の記録だ。
日経平均採用銘柄のPERは13.50倍。
EPSは増加し1621.55円(前日1592.74円)。
昨年大納会の1511.61円からは約100円の増加で本来は心の拠り所となる数字だ。
21080円でPER13倍を割れることになる。
NYダウは1032ドル安、ドル円は108円台。
シカゴ225先物は大証日中比770円安の21170円。
安値は21075円。
揺り戻しがやってきた。
ボリンジャーのマイナス3σが21333円。
マイナス2σが22024円。
いずれも下回り「マイナス4σ」なんて聞き慣れない単語も登場してきた。
6ヶ月移動平均22141円は下回り12ヶ月移動平均は20850円だ。
3連休控えでSQの週末。
SQ通過で落ち着くのか、あるいは売り方が一気呵成に走るのか。
推定SQ値は21190円11銭。
12月SQ値は22590円、1月SQ値は23723円だった。
それにしても引け際に下落幅を拡大するのは良くない傾向である。
先週末終値は23274円、今週の週足陽線基準は22682円。
5日の安値21078円を割るかどうかが課題。
記憶に残る週となる。
大阪取引所は9日の夜間取引は全デリバティブ取引を停止の予定。
理由は日本証券クリアリング機構の次期清算システムの稼働予定日の前日だからとのこと。
株式は「この指とまれ」の世界。
短期的にはしばしば間違えた解釈が横行する場所。
そう考えれば、好景気での金利上昇への懸念というのも誤解と錯覚だったという日が来る気がする。
取引時間内は5%下落し好決算で時価外で10%上昇したエヌビディアが期待するしかないのだろうか。

4〜12月期決算集計状況(全体の70.4%が通過)。
第3四半期売上高9.2%増、同経常利益20.3%増、同純利益34.0%増。
通期売上高7.2%増、同経常利益14.7%増、同純利益21.6%増。

「防衛省は米国基準の包括的なサイバー攻撃策を取引企業に義務付ける調整に入った」との報。
米国防総省が採用する情報へのアクセス制限や通信の監視、
事故発生後の対応など1000項目超の対策を盛り込んだ基準導入へ。
米国では防衛産業にとどまらず高度な対策求める動きが拡大。
新たな基準の導入は早ければ年内にも決定。
数年かけて企業に導入するよう義務付ける方向。
日本の防衛産業は約2兆円規模。
関連企業は戦闘機と戦車がそれぞれ1000社、護衛艦は約7000社。
脳裏をかすめるのはLTEなのだが・・・。


NYダウは1032ドル安の23860ドルと続落。
NASDAQは274ポイント安の6777ポイント。
S&P500は100ポイント安の2581ポイント。
ダウ輸送株指数は400ポイント高の10159ポイント。
強烈な下落幅だ。
3市場の売買高は105億株と依然高水準。
CME円建ては大証比770円安の21170円。
ドル建ては大証比750ポイント安の21190ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比650円安の21290円。
ドル円は108.87円。
10年国債利回りは2.850%。


スケジュールを見てみると・・・

9日(金):マネーストック、第三次産業活動指数、オプションSQ、中国消費者生産者物価
、韓国平昌五輪開幕
12日(月):建国記念の日の振替休日で休場、米予算教書
13日(火):国内企業物価指数、台湾休場(〜20日)
14日(水):10〜12月GDP、首都圏マンション販売、米消費者物価、小売売上高      
15日(木):機械受注、米生産者物価、鉱工業生産、NY連銀製造業景況感、フィラデルフィア連銀製造業景況感、中国休場(〜21日)、韓国休場(〜16日)
16日(金):米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感、北朝鮮金正日総書記生誕76周年

【2月】

3日(土):米FRBイエレン議長任期満了、パウエル議長が就任
4日(日):沖縄名護市長選、米スーパーボウル
5日(月):米ISM非製造業景況指数
6日(火):米貿易収支
7日(水):景気動向指数、毎月勤労統計調査、米消費者信用残高
8日(木〉:国際収支、都心オフィス空室率、景気ウォッチャー調査、 イングランド銀行金融政策委員会、中国貿易収支
9日(金):マネーストック、第三次産業活動指数、 SQ、韓国・平昌冬期五輪、変化日
12日(月):建国記念の日の振替休日で休場、MSCI定期見直し(四半期)
14日(水):10〜12月期GDO速報値、上げの特異日
15日(木):中国春節(〜21日)、米国債利払い日、変化日
16日(金):旧正月、部分月食、新月、北朝鮮故金正日総書記生誕76年
19日(月):NY市場休場(プレジデンツデー)
20日(火):変化日
21日(水):ECB理事会
25日(日):東京マラソン
26日(月):「モバイル・ワールド・コングレス」(バルセロナ〜3月1日)、変化日
28日(水):MSCI定期見直し(四半期)リバランス実施、車両接近装置を新車に義務付け


◇━━━ カタリスト ━━━◇

曙ブレーキ(7238)・・・動兆。

曙ブレーキに注目する。
同社は独立系ブレーキメーカー。
軽量化した電動パーキングブレーキなどが拡大基調。
電気信号で動きを制御する電動ブレーキを開発方向。
また小型ブレーキにも期待感。
「下落にブレーキ」の祈りもある。

(兜町カタリスト櫻井)