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97円高と続伸、配当権利狙いの買い優勢
東京株式(前引け)=97円高と続伸、配当権利狙いの買い優勢
20日前引けの日経平均株価は続伸、前日比97円97銭高の2万2142円42銭で取引を終えた。
19日の米国株式市場は高安まちまちながら、為替相場の安定など外部環境の落ち着きを背景に、割安株や出遅れ株を買う動きが継続した。
9月末の配当権利付き最終売買日を控え、3連休を前に売り持ち高解消や配当権利狙いの買いなども相場を押し上げた。
 
欧米などで利下げが決まり、世界的に金融緩和ムードが広がる中で、午前10時30分すぎには「中国人民銀行が最優遇金利を引き下げる実質的な利下げを行った」と伝わり、日経平均は一段高となった。
 
ただ、最近の株価上昇に伴い利益を確保する動きが強まり、上値は重い。
 
市場からは「海外勢の買い戻しが続いているが、日本株のウエート引き上げで中・長期的な資金も流入しているもようだ。売り物をこなしながら、まだ上値余地はあるとみている。世界経済の減速が警戒されるが、それも底打ち・反転の見方に傾き、世界の景気敏感株として日本株を評価する動きが期待される」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は、5.16ポイント高の1620.82だった。JPX日経400も続伸した。
 
東証1部の出来高は5億1981万株、売買代金は9453億円。騰落銘柄数は値上がり1171銘柄、値下がり863銘柄、変わらず111銘柄。
業種別株価指数(33業種)は、精密機器、医薬品、不動産業などが上昇し、下落は鉱業、鉄鋼、水産・農林業など。
 
個別では、ソフトバンクグループやファーストリテイリング、東京エレクトロン、アドバンテストが高い。任天堂やコロプラ、スクウェア・エニックス・ホールディングス、KLabなどゲーム関連株も上昇した。ホクシン、エスプールも買われた。
 
半面、ファナックやキーエンス、三菱商事が安い。ヤマトHD、すてきN、ソフトブレーン、日金銭なども下落した
 
東証2部株価指数は続伸した。前日比33.39ポイント高の6542.11ポイント。
出来高5328万株。値上がり銘柄数は236、値下がり銘柄数は143となった。
 
個別では、ストリーム、那須電機鉄工、ゼロ、栗林商船、日本KFCホールディングスが年初来高値を更新した。アルメディオ、ギグワークス、カワセコンピュータサプライ、ウェルス・マネジメント、ミダックが買われた。
 
一方、アサヒ衛陶が年初来安値を更新した。インタートレード、ジオスター、天昇電気工業、テクノマセマティカル、JMACSが売られた。
 
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