新興市場見通し
新興市場見通し |
今週の新興市場では、マザーズ指数、日経ジャスダック平均とも2週連続で上昇した。
新興市場も力強い値動きとなっている。通常、8月は外国人投資家が夏休みに入り、市場参加者が減る時期だが、今年は過剰流動性相場の影響もあって下押す理由が見いだしにくい。
なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.3%であったのに対して、マザーズ指数は+1.4%、日経ジャスダック平均は+0.9%だった。マザーズ指数は終値ベースで6月25日以来の高値水準を付けている。
来週も底堅い相場が続くとみられ、マザーズ指数は6月末に付けた高値1060ポイントを目指す動きが続きそうだ。
決算発表が一巡し、短期の値幅取りを狙った物色は再び中小型株に向かいやすくなる。今回の決算では「ウィズコロナ」「アフターコロナ」下での新興企業の躍進を感じさせるものが少なくなく、成長期待の一段の高まりが株価を押し上げそうだ。