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2円安、決算発表の本格化前 模様眺めムード
東京株式(前引け)=2円安、決算発表の本格化前 模様眺めムード

26日の日経平均株価は反落した。午前の終値は前週末比2円18銭安の2万3514円41銭だった。きょう前場の東京株式市場は模様眺めムードの強いなか、薄商いで日経平均株価も前週末終値近辺でのもみ合いとなった。
 
米国の追加経済対策に関する与野党協議が停滞しているほか、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大への懸念が重荷となった。国内企業の20年4〜9月期決算の内容を確認したいとのムードから、方向感なく推移した。インテルの業績不振も重しとなるなど、好悪材料が交錯した形だ。
日本時間26日午前の米株価指数先物が軟調に推移したことから日本株にも利益確定の売りが出た。
 
市場からは、「新型コロナや米国の大統領選と追加経済対策の行方に加え、決算発表が本格化するのを前に投資家も持ち高を積極的に動かすことは難しい」との指摘があった。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7460億円、売買高は3億8249万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1056、値上がりは1002、変わらずは114だった。
 
業種別株価指数(33業種)は鉄鋼、証券・商品先物取引業、銀行業の下落が目立ち、上昇は建設業、電気機器、非鉄金属など。
 
個別銘柄では、ソニー、日電産は買われた。4〜9月期の業績予想を上方修正した村田製も高い。大成建、大林組が高く、三井金は値を上げた。キヤノン、ファナック、任天堂、ファーストリテ、NTTドコモが買われた。
 
半面、東製鉄が大幅安で、日本製鉄も軟調。野村、大和証G、三菱UFJ、三井住友、ソフトバンクG(SBG)が下落し、ネクソンは利益確定売りに押された。ダイキン、資生堂、日本M&A、ZHDなどが下げた。
 
東証2部株式指数は前週末比10.16ポイント安の6318.69ポイントと反落した。
出来高1億1940万株。値上がり銘柄数は195、値下がり銘柄数は189となった。
 
個別では、北日本紡績、スターフライヤーが年初来安値を更新。ブルドックソース、鈴与シンワート、伏木海陸運送、Abalance、恵和が売られた。
 
一方、日本インシュレーションが一時ストップ高と値を飛ばした。西部電機、セキドは年初来高値を更新。デュアルタップ、YE DIGITAL、エヌリンクス、ミズホメディー、バイク王&カンパニーが買われた。
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