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来週は堅調展開か。

来週は堅調展開か。
 
今週は、堅調となった。
前週末の米英仏のシリア攻撃はネガティブ視されず、序盤は日米首脳会談前に様子見姿勢を強めながらも下値を固める展開だった。
日米首脳会談への過度な警戒が和らいだことなどから、18日の日経平均は大幅高で節目の2万2000円を上回った。首脳会談は友好ムードで終了し、為替市場では円安が進行したことから、その後は一段と買い安心感が強まる展開。マザーズ銘柄などは大きく売りに押されるものもあり、週後半にはハイテク株なども大きく下げる場面があったが、全体としては戻り基調が継続した。
日経平均は週間では約383円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
 
 
さて、来週は堅調展開か。
日経平均は今週、2万2000円も難なく回復するなど、大型株主導での戻り基調が強まっている。日米首脳会談も波乱なく通過し、地政学リスクも後退するなど、マーケットを取り巻く不透明要因が払しょくされつつある。
18年3月企業決算の業績発表が本格化することから、好業績銘柄中心に物色意欲が高まり、リスク選好ムードが強まると予想する。為替が円安に振れつつある点は好材料。
先陣を切る日本電産(24日)などに安心感のある決算が出てくれば、ハイテク株などに見直し買いが入る可能性もあり、そうなれば全体的に底上げが進むだろう。
 
週後半にはECB理事会や南北首脳会談などの注目イベントも控えており、総じて売り込みづらく、好材料への反応が強く出やすい地合いが続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
 
23392.21  ボリンジャー:+2σ(13週)
23186.90  ボリンジャー:+1σ(26週)
22686.75  ボリンジャー:+3σ(25日)
22611.88  ボリンジャー:+1σ(13週)
22533.30  均衡表雲上限(日足)
22346.70  26週移動平均線
22304.27  ボリンジャー:+2σ(25日)
22238.42  均衡表基準線(週足)
22219.35  75日移動平均線
 
22162.24  ★日経平均株価20日終値
 
21995.58  6日移動平均線
21951.51  均衡表転換線(日足)
21921.80  ボリンジャー:+1σ(25日)
21831.54  13週移動平均線
21586.93  均衡表雲下限(日足)
21539.33  25日移動平均線
21506.50  ボリンジャー:-1σ(26週)
21456.79  200日移動平均線
21424.77  均衡表転換線(週足)
21354.07  均衡表基準線(日足)
 
週足では6週移動平均線に続き13週移動平均線も上回り、残す上値抵抗線は26週移動平均線(2万2346円)のみとなっている。
この26週線はまだ上向きで推移しているため明確に抜き切ることは容易ではないだろう。この辺りは下げ幅の半値戻り(2万2238円)や、もう少し上には2月下旬の戻り高値(2万2502円)、一目均衡表の雲上限(2万2533円)などテクニカル的な抵抗ポイントが集中。2月5日〜6日の大きな下窓上限(2万2659円)まで含めて4月相場の強固な上限ゾーンとなっている。
 
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