兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「難解な水曜日」
「難解な水曜日」

NY株式市場で主要指数は4日続伸。
S&P500は終値で2月1日以来の高値を更新した。
エネルギーや消費財セクターが牽引役となった格好。
「向こう数週間、市場の注目材料は企業決算。
貿易摩擦を巡る懸念は後退し、好企業決算への期待が高まっている」という見方だ。
もっとも13日に決算発表予定のJPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティなどは下落。
「トランプ米大統領は、追加で2000億ドル規模の中国製品に対する関税リストの発表を準備」という報道は気にかかるところ。
リストは週内に発表される見通し。
早ければ10日の可能性もあるという。
貿易摩擦の拡大懸念から、時間外取引で米株価指数先物は、一時180ドルを超える下げをみせる場面もあった。
ライトハイザーUSTR代表は「関税を巡る中国との交渉努力は不調に終わった。
追加で2000億ドル相当の中国製品に10%の関税を課す。
関税リストを公表する」とコメント。
リストは米消費者への影響を考慮したとされ、2カ月間パブリックコメントを募集する。
新たな対中関税リストには「中国製造2025」計画の製品が含まれるという。
S&P500のPERは16.2倍で5年平均とほぼ一緒の水準。
過去10年平均14.4倍は上回っている。
債券市場は小動き。
7月3日までの1週間で投機筋の米10年債先物のショート(売り持ち)ポジションは差し引き50万0076枚。
前週の35万5324枚から拡大。
過去最大を記録したという。
ドル円は下落。
対ドルで一時111.35円と約半年ぶりの安値となった。
「貿易摩擦を巡る懸念が根強い。
一方で2018年の企業収益は上向きが予想されている。
これが底堅いリスク選好につながっている」とごく当然の見方が台頭してきたようだ。
 
 
日経平均は3日続伸ながら安値引けというアンバランス。
高値は22321円で6月29日の終値22304円を一時上回り先週の下落分を埋めた。
しかし終盤に失速して安値引け。
値上がり銘柄数932、値下がり銘柄数1094。
新高値44銘柄(前日35銘柄)、新安値50銘柄(前日83銘柄)。
少し上向いては来た格好。
ETFの分配金支払いのための先物売りが背景にあるとの見方もある。
では分配金の再投資に期待できるかが課題だ。
25日線(22381円)、13週線(22443円)が控えており上値も抑えられやすい局面とも言える。
7月2日のザラバ高値(22312円)をザラバで回復。
200日移動平均線を上回る水準まで浮上。
5月高値から先週の安値にかけての半値戻り(22256円)を終値でクリアできなかったがザラバでは抜いた。
これらを変化の兆しと読む声もある。
いずれにしても月足陽線基準の21811円は上抜けた。
先週の下落分を3日続伸で取り戻した形だ。
NTレシオは12.93倍と上昇。
25日線からは0.8%のマイナスかい離。
200日線からは0.1%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.001%。買い方▲12.453%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.79%。買い方▲21.11%。
いずれもボロボロだ。
空売り比率は43.3%と18日連続40%越え。
7月6日現在の信用買残は1005億円減の3兆2191億円。
5週連続減少で1月19日以来の水準まで低下した。
信用売残は261億円減の7310億円。
3週連続の減少となった。
一応20日近辺の信用期日を意識した減少だろう。
「再来週からの4〜6月決算発表に期待してリセット」という見方もある。
日経VIが16.61%と低下。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円高の22235円。
高値は22295円だった。
4日続伸に期待感。
懸念はダウ輸送株指数が反落していたことだろうか。
一目均衡の雲の下限は21698円、上限は22465円。
勝手雲の上限は22557円、下限は22415円。
気学では「上寄りすると押し込むが安寄りすると跳ね上がる日」。
 
火曜の日経で気になったのはハーバード大学教授のケネス・ロゴフ氏のインタビュー。
「巨額の貿易黒字で中国が米国から搾取しているという理論は強烈な無知だ。
本当に対中貿易赤字を消すには大恐慌で米消費を激減させるしか方法はない。
中国製品の対米輸出200億ドル分に関税をかければ米成長率は0.3〜0.5%程度悪化する。
大統領は政策の成功を認めてもらいたいのだ。
世界経済の崩壊は望んでいないはずだ。
私は貿易戦争よりもFRBの独立性が揺らぐ事態をより懸念する。
大統領は利上げを好まないはず。
2020年頃にツイッターでFRB攻撃を始めればインフレ急伸や相場の急落を招く」。
至極最もな意見だった。
そういえば・・・。
かつて恐慌博士として一斉を風靡したNY大学のルービニ教授は最近静かだ。
2月に「仮想通貨ビットコインは人類史上最大のバブルだ。
この究極のバブルがついにはじけつつある。
ビットコインの土台であるブロックチェーン技術は10年前からある。
活用されているのは仮想通貨だけで仮想通貨は詐欺だ。
ビットコインのマイニング(採掘)が大量に電力を消費することは環境破壊だ」。
そう言っていたことは報じられているが・・・。
ブロックチェーンの解釈などは誤謬に満ちていることは間違いない。
 
水曜日経朝刊の大機小機は「四半期決算の弊害」。
「米国では中長期の戦略的課題が忘れられてしまい業績連動報酬制度が短期志向をさらに助長した。
四半期の数字の分析に変わって中長期の戦略的課題の達成の評価に時間を使うべき。
そうなると市場での値付けもより合理的になるかも知れない。
経営者との対話もより建設的になるはずだ」。
首肯できる意見だが一部の学者さん連中はどう反応するのだろうか。
 
NYダウは143ドル高の24919ドルと4日続伸。
NASDAQは3ポイント高の7759ポイント。
S&P500は9ポイント高の2793ポイント。
ダウ輸送株指数は32ポイント安の10655イント。
3市場の売買高は58億株と薄商い。
CME円建ては大証比45円高の22235円。
ドル建ては大証比70ポイント高の22260ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比50円高の22240円。
ドル円は110.98円。
10年国債利回りは2.867%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)



 
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