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日経ジャスダック平均は反発、好業績銘柄買われる
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、好業績銘柄買われる
 

日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比13円98銭高い3537円13銭となり、5日以来4営業日ぶりに年初来高値を更新した。ジャスダック平均は一時前週末比14円94銭高の3538円09銭まで買い進まれた。
前週末のNYダウは連日で過去最高値を更新した。足元までの株式相場全体の上昇を受けて投資家心理が改善し好業績銘柄を中心に新興株にも物色の動きが広がった。
このところの東京株式市場の上昇基調などによる個人投資家マインドの改善を映して、主力株中心に買われた。信用取引を手掛ける個人の含み損益も改善傾向にあるとの指摘もあり、下落した銘柄に対する押し目買いの動きもみられた。
 
市場では「株高に伴い個人投資家の信用取引においても含み損が縮小している」との声が聞かれ、こうした背景も東証1部市場が冴えない中での新興市場の株高に繋がったようだ。ただ、高値警戒感からの目先の利益を確保する売りが出たほか、アジア株式市場の大幅下落を受けて日経平均がマイナス圏でもみ合ったことも買い手控え要因につながり、上昇一巡後は狭い値幅での動きにとどまった。「決算発表が一巡するまで様子を見たいとの雰囲気はあるが、中小型株には(大型株に対する)出遅れ修正の動きもじわりと出始めている」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で481億円、売買高は5999万株。
値上がり銘柄数は337、値下がり銘柄数は271となった。

個別では、大村紙業、ナガオカ、ソレキアがストップ高。暁飯島工業、東北新社、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、昭栄薬品など26銘柄は年初来高値を更新。フジトミ、日本創発グループ、グローム・ホールディングス、東洋合成工業、ホロンは値上がり率上位に買われた。
 
一方、ラックが年初来安値を更新。ULSグループ、精工技研、オートウェーブ、テックファームホールディングス、岡本硝子が売られた。
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