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「ようやくその時が来たのか」
「ようやくその時が来たのか」

「ようやくその時が来たのか」
 
 
20日のNY株式市場はIT関連セクター中心に反落。
S&P500は一時下落幅を拡大し1%超値下がりする場面があった。
「北京の病院で新たに36人の感染が確認された」と報じられたこと材料という見方だ。
日本での死者、韓国での感染者確認など新型肺炎関連が影を落とした格好だ。
大型のIT関連銘柄が売られた一方で小型株で構成するラッセル2000指数は0.2%高。
モルガン・スタンレー約130億ドルで買収すると発表したオンライン証券のイー・トレードは21.8%の大幅高。
米金融機関による買収案件としてはリーマンsショック以降で最大規模となる。
安全資産である米国債は買われ利回りが低下した。
30年債利回りは2%を下回り2019年9月以来の低水準。
10年国債利回りは1.518%。
2年国債利回りは1.391%。
フィラデルフィア地区連銀連銀業況指数は36.7と1月の17.0から大幅に上昇。
2017年2月以来の高水準となった。
市場予想は12.0だった。
新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4000件増の21万件と小幅な伸び。
それでも安全資産志向のリスクオフなのだから「新型ウイルスによる経済的影響の懸念が高まっている」という見方だ。
円は対ドルで112円台と約10カ月ぶりの安値。
豪ドルは約11年ぶりの安値を更新。
英ポンドは対ドルで3カ月ぶりの安値水準。
恐怖と欲望指数は53→50。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き266円高、終値78円高と続伸。
ただ一時400円以上上昇し23800円台を回復したものの上昇幅は縮小。
日足は2日ぶりの陰線。
しかも上ひげが長く形は悪い。
TOPIXも続伸。
ただ新興市場は反落。
ドル円の111円台という円安トレンドは奏功せず。
ということは円安株高論理が終焉を迎えてきたのかも知れない。
東証1部の売買代金は2兆1810円と15日連続の2兆円超。
値上がり744銘柄(前日1245銘柄)。
値下がり1298銘柄(前日801銘柄)。
新高値25銘柄(前日9銘柄)。
新安値60銘柄(前日65銘柄)。
騰落レシオは74.01(前日74.24)。
2月SQ値23744円にはザラバ超えたものの終値では5連敗。
NTレシオは14.02倍と歴史的水準。
92年4月8日の14.08倍以来の水準だ。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
右肩下がりの25日線(23577円)からは0.42%のマイナスかい離。
200日(22187円)からは5.82%のプラスかい離。
75日線(23508円)は3日連続で下回った。
5日線(23456円)は5日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.448% 。
買い方▲11.519%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.122%。
買い方▲20.110%。
空売り比率は42.8%で8日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は6.7%。
日経HVは16.7、日経VIは16.99。
日経平均採用銘柄のPERは14.40倍。
EPSは1630円。
PBRは1.13倍。
BPSは20788円。
225先物採用銘柄の益回りは6.94%。
ドル建て日経平均は210.78(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は7円安の2197円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1857円(前日1861)。
シカゴ225先物終値は日中比15円高の23525円。
高値23790円、安値23320円。
気学では「押し目買いの日」。
火曜は「一方に偏して動く。足取りにつくを良しとす」。
水曜は「下寄りしたら買い狙いの日。上放れたら見送れ」。
木曜は「変化日にして意外の仕成を見せる日ことあり」。
金曜は「押し目買いの日。ただし急伸高は利入れ良し」。
サポートだった13週線は(23684円)。
ボリンジャーのマイナス1σが23236円。
プラス1σが23981円。
一目均衡の雲の上限が23513円。
下限は23396円。
勝手雲の上限が23502円。
下限が23445円。
昨日白くねじれた。
RSIが59.36、RCIが55.77と中途半端。
因みにRCIは1月8日に9.34、2月4日に3.02まで低下してから上昇した。
2月14日のマド埋めが23603円。
2月13日のマド埋めが23764円。
「下げの日」の金曜日は3連休控えで今年4勝2敗。
NYの木曜高は崩れてきた印象だ。
 
今年の曜日別勝敗(2月20日まで)

月曜1勝5敗
火曜3勝3敗
水曜5勝2敗
木曜4勝3敗
金曜4勝2敗
 
「ようやくその時が来たのか」と感じさせるニュースが二つ。
ひとつはモルガンスタンレーによるネット証券大手Eトレードの買収。
伝統的な証券会社がリテールのネット証券を買収する構図は20世紀末からあったシナリオ。
手数料の安さを魅力に拡大してきたネット証券はいずれ不毛の手数料競争でどこかが自滅するというものだった。
競争激化による自然淘汰は避けられない道だったのかも知れない。
20年前に「アメリカ証券業界の現状と未来予想図」というレポートを作成したことがある。
当時レポートで参考にしたのはチャールズ・シュワブ。
そしてそのチャールズ・シュワブを参考にしてネット証券を立ち上げた記憶が甦る。
もう一つは、円安が必ずしも株高に結び付かなくなってきたこと。
バブル崩壊以降の「円安→株高」のシナリオが崩れてくる予兆なのかも知れない。
「バブルの時は円高株高。
自国通貨が売られて繁栄した国はない」。
とドン・キホーテのように言い続けてきた。
ようやくその時が来たのかも知れない。
「さびつく成長の公式」が何となくふさわしいような気がする。
まさに「競争・革新・新たな挑戦」だ。
 
19日のNYダウは128ドル高の29219ドルと反落。
NASDAQは66ポイント安の9750ポイントと4日ぶりの反落。
S&P500は12ポイント安の3373ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は89ポイント高の11032ポイントと続伸。
SOX指数は1.53%下落。
VIX指数は15.45。
3市場の売買高は約83.6億株(直近20日平均76.3億株)と増加。
225先物CME円建ては大証日中比15円高の23525円。
ドル建ては大証比日中比20円高の23530円。
ドル円は112.11円。
10年国債利回りは1.518%。
2年国債利回りは1.391%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)
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